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interview with Lizzy Bougatsos (Gang Gang Dance)

interview with Lizzy Bougatsos (Gang Gang Dance)

アート・ロック・エキゾチカの帰還

――ギャング・ギャング・ダンス、インタヴュー

沢井陽子 、 野田 努    通訳:沢井陽子   Apr 18,2011 UP

『セント・ディンフナ』はポップ・ソングのエイリアン・ヴァージョンね。いろんな別のスタジオでレコーディングしたけど、途中でお金がなくなって、またツアーをしなくてはならなくなって、それの繰り返しだった。アルバムを作るのに時間がかかったのよ。


Gang Gang Dance
Eye Contact

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■そういえば、ボアダムスの88人ドラマーでもあなた方はプレイしていましたよね。ボアダムスはロサンジェルスで、あなた方はニューヨークで同時開催。私も見に行きました。

リズ:88人ドラマーのときは、強烈でモンスターのようだったわね。1ヶ月ぐらいかかって曲を作ったの。たくさんの試行錯誤があって、それをすべて終えて、本番で歌っているときは、まるで宇宙船に乗っている気分だったわ。

■GGDの音楽には非西欧的な要素がブレンドされていますが、たとえばこの間、どこか旅行されましたか?

リズ:最近はアフリカに行くオファーがあったのだけど、バンドのメンバーの都合で行けなくなったの。私自身、中国に行ったことはあるわ。今月末に、私の別のバンドIUDで台湾に行くの。ダニー・ペレズを知ってる? アニマル・コレクティブのヴィデオなど録っているのだけど、彼と一緒に行くのよ。

■たとえば2曲目の"∞"は何を意味しているのでしょう?

リズ:インフィニティ。これはシンボルで、フォーエヴァー、ネヴァーエンド、境界のない......などを表すの。ロマンティックなシンボルで、境界なく、誰でも音楽を聴くことができて、音楽は永遠に続くの。もっと良い例を挙げたいわ......。(iPhoneで"∞"をサーチする)

■アルバムには"∞"で記される曲名が3つありますね。

リズ:私たちはいろんな意味で、走り続けるの、キープ・ゴーイン。私たちを表すシンボルだと思ったの。

■話が前後してしまいましたが、実際に、どのようにして新作『アイ・コンタクト』は生まれたのでしょう?

リズ:砂漠で、たぶん2009年。曲を書きはじめ、演奏しはじめ......
(iPhoneでのサーチが完了する)
 その前に"∞"インフィニティーについてもういっかい説明していい? これはアイディア。制限のないスペース、音楽には境界がないの、終わりがなくて、果てしなくて、誰とでも境界なく共有できるもの。とても美しい言葉で、ラテンからきているの。上手く伝わると良いんだけど。新しいTシャツにはこのデザインのものがあるのよ。
 レコーディングは、最初に29パームスで、次にウッドストックのドリームランドというスタジオ、そしてアップステートでヴォーカル録りをして、ファイナル・ミックスはブルックリンでやった。

■アルバムの1曲目"グラス・ジャー"が素晴らしいですね。とても美しく、静かに引きこまれるような曲です。気がつくと曲がはじまっているような......。本当に魅力的な曲です。最初に声からはじまっていますが、「I can hear everything..」と言ってますよね。とても暗示的な言葉ですが、これを今回のアルバム全体にとってどんな意味を持つ言葉なのでしょう?

リズ:面白いんだけど、私たちには日本人のスピリチュアル・アドヴァイザーがいて、彼を"Baby Love"と呼んでいるんだけど、彼が「I can hear everything..」 の部分を歌っているの。彼が、何かの形で加わりたかったことを知っているし、彼はとても良いヴァイブをくれるの。いっしょにツアーをしたりもした。アップステイトにハウスを借りたとき、彼もいっしょに来て、この曲ができたのよ。

■"グラス・ジャー"の途中では「don't worry」という声が繰り返されますね。

リズ:これはね、プロテクション・ソングとしてはじまったの。この歌は砂漠で書いて、誰かが死ぬと違う形で帰ってくる。それってある意味インフィニティね。それがグラス・ジャーのなかに見える。グラスジャーは知っているわよね? そう、透明のジャーね。その魂は、グラス・ジャーのなかに帰ってくるのよ。
 これは私たちの前のメンバー、ネイサン・マドクスのことを歌っているのかもしれない。彼は雷に打たれて2002年に死んでしまったのだけど、ツアーに出ているときでも、いつも彼が守ってくれていると感じるの。ちょっとヘヴィーな話ね。これをリリースすると決めたのは、私たちじゃないんだけど、いえ、最終的にはそうなんだけど、結果的に11分ぐらいになったのよ。

■"アダルト・ゴス"のメロディは、東南アジアの音楽からのインスピレーションですか? 

リズ:これは砂漠で書いたんだけど。何となくシャーデーっぽいわね。シャーデーは好きでよく聴いている。

質問:野田 努(2011年4月18日)

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Profile

沢井陽子沢井陽子/Yoko Sawai
ニューヨーク在住20年の音楽ライター/ コーディネーター。レコード・レーベル〈Contact Records〉経営他、音楽イヴェント等を企画。ブルックリン・ベースのロック・バンド、Hard Nips (hardnipsbrooklyn.com) でも活躍。

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