ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. Cybotron ──再始動したサイボトロンによる新たなEPが登場
  2. interview with Still House Plants 驚異的なサウンドで魅了する | スティル・ハウス・プランツ、インタヴュー
  3. Senyawa - Vajranala
  4. CAN ——ライヴ・シリーズの第6弾は、ファン待望の1977年のみずみずしい記録
  5. Interview with Beatink. 設立30周年を迎えたビートインクに話を聞く
  6. Adrian Sherwood presents Dub Sessions 2024 いつまでも見れると思うな、御大ホレス・アンディと偉大なるクリエイション・レベル、エイドリアン・シャーウッドが集結するダブの最強ナイト
  7. Columns Nala Sinephro ナラ・シネフロの奏でるジャズはアンビエントとしての魅力も放っている
  8. R.I.P. Tadashi Yabe 追悼:矢部直
  9. Jonnine - Southside Girl | ジョナイン
  10. 『アンビエントへ、レアグルーヴからの回答』
  11. Beak> - >>>>
  12. DUB入門――ルーツからニューウェイヴ、テクノ、ベース・ミュージックへ
  13. Takuma Watanabe ──映画『ナミビアの砂漠』のサウンドトラックがリリース、音楽を手がけたのは渡邊琢磨
  14. Columns ♯8:松岡正剛さん
  15. interview with Toru Hashimoto 30周年を迎えたFree Soulシリーズの「ベスト・オブ・ベスト」 | 橋本徹、インタヴュー
  16. interview with Adrian Sherwood UKダブの巨匠にダブについて教えてもらう | エイドリアン・シャーウッド、インタヴュー
  17. interview with Creation Rebel(Crucial Tony) UKダブ、とっておきの切り札、来日直前インタヴュー | クリエイション・レベル(クルーシャル・トニー)
  18. Various - Music For Tourists ~ A passport for alternative Japan
  19. MariMari ——佐藤伸治がプロデュースした女性シンガーの作品がストリーミング配信
  20. Columns 8月のジャズ Jazz in August 2024

Home >  Interviews > interview with TADZIO - どこでもアウェー

interview with TADZIO

interview with TADZIO

どこでもアウェー

──タッジオ、インタヴュー

野田 努    撮影:小原泰広   Apr 23,2014 UP

「えげつない」も、意味は多少後から付けましたけど、言葉がキッカケとしてあって、そこからリズム的な感じで作っているし、そんなにネガティヴじゃないと思う。


TADZIO
TADZIO II

Pヴァイン

Amazon iTunes

話ちょっと逸れますけど、タイはライヴで行ったんですか?

部長:ライヴで行きました。

タイのどこに?

部長:バンコクで三カ所でライヴをしてきました。

ウケたでしょ? タイで。

部長:うん、良かった。ウケましたね。

リーダー:盛り上がっているって言うよりは、みんな写真を撮ってった。

(笑)

リーダー:公園とかでも撮ってきて、やたら近くで(笑)。女の子でバンドをやっている人たちがタイにいないらしくて。

部長:なんか珍しがられて。

あー。

リーダー:お金とか、こう出されたり……。

それ、そうとう勘違いされてるんじゃない(笑)?

(一同笑)

リーダー:でも楽しかった。

部長:環境が最悪だったのもすごく面白くて。音もひどかったし。

リーダー:ねっ、ヒドかったね。

部長:でも、タイの他のバンドの人たちはそれが当たり前でやってるからね。すごいなー、と思って、面白かったです。

僕はさっきからジェンダーの話というか、日本では、TADZIOみたいな女性バンドがいないって言ったんですけど、女性としてのやりづらさみたいなものって感じたことはありますか?

部長:ないです。

リーダー:パンツが見えるくらい(笑)。

それってチラリズムで挑発してるんじゃないんですか?

リーダー:いや、短パンをはいていたら、そっちのほうが見えるということを教えてもらって(笑)。

短パンの方が見えるって何が?

リーダー:パンツが。スカートより短パンの方が足を上げたときにパンツが見えるってことです。

あははは(笑)

リーダー:それくらいかな。

部長:とくにないですね。

なにかこう、このサウンドには、おふたりのフラストレーションが注がれているんじゃないんですか?

部長:うーん、そんなつもりもないです。それって、はけ口的な感じってことですか?

リーダー:ライヴをやればすっきりするけどね。作りながらそういうのはないかな。

パンクってことは意識していない?

部長:意識して……

リーダー:ないですよ(笑)。

部長:「なにやってるの?」って言われて、「何やってるんだろ」っていつも思う。

リーダー:バンドを(やってる)。そういうのを考えた方がいいのかしら。

日常生活で何を聴いているんですか?

部長:普通にCDを買ったり……

リーダー:さっき言ったSOKOとか、最近……バースデー・パーティのギターの人のソロかな。

ローランド・ハワード......

リーダー:そう! ローランド! 1曲がよかった。見た目も素敵だし。中性的というか。

部長:私は、うーん、何だろう。直ぐにパッと出てこない。ミックス CD ばっかり聴いていた気がする。

リーダー:私はあとハードコア・バンド。

部長:私は全然わらないです(笑)。

リーダー:ハードコアのライヴも行くし。カッコいい。みんな、もう熱過ぎる。

じゃあ、自分も一緒になって?

リーダー:いや、身の安全を確保して。

(一同笑)

リーダー:本当に危ない。それこそ、骨折とかしちゃうよね。

リーダーはハードな音楽が好きなんですね。

リーダー:好きかな。スリップ・ノットとか。でも良いイヤホンが無いんですよ。

普通に聴けばいいじゃないですか。

リーダー:移動中に聴くことが多いから。コンビニで買ったイヤホンは低音が一切抜けてて。

部長:スカスカ……ラジオみたいな音がするもんね。

部長が聴いているの?

部長:最近買ってよく聴いてるのはKING OF OPUS。他にはメルト・バナナや灰野(敬二)さんのミックスCDを聴いてました。あとDAFがもうすぐ来日するからまた聴いてる。

ポップ・ミュージックは聴かない?

リーダー:ジーザス・アンド・メリーチェインは好き、大好き。

音楽以外で好きなことって何があります?

部長:うーん、なんだろう。

リーダー:映画!

部長:『白いリボン』を一昨日見ましたね。ミヒャエル・ハネケ。面白いというか、いつも後味が悪い感じですよね(笑)。まあ、普通でしたね。

リーダー:最近、何を見たかな。

部長:『マスター』も見たかな。まあ、普通。『ブギー・ナイツ』の方が面白かった。

リーダー:私は、ラース・フォン・トリアーを見返してました。

深刻な作品が好きなんじゃないですか?

リーダー:深刻なやつなんか絶対に好きじゃない(笑)!

部長:(笑)

■みんなで行こう、TADZIOのレコ発ライヴ!
──『TADZIO II』RELEASE PARTY

5.2 (fri) 渋谷 TSUTAYA O-nest
OPEN 19:00 / START 20:00
ADV ¥2,500 / DOOR ¥2,800 (+ DRINK)
LIVE: TADZIO / HAIR STYLISTICS / KIRIHITO / オシリペンペンズ
DJ: COMPUMA / 37A (PANTY)
VJ: IROHA

チケット:O-nest / ローソン[L: 78450](4/24~) / e+

http://shibuya-o.com

取材:野田努(2014年4月23日)

123

INTERVIEWS