「Nothing」と一致するもの

RAINBOW DISCO CLUB 2022 - ele-king

 音楽好きによる音楽好きのための楽園のような野外フェス、レインボー・ディスコ・クラブ(以下RDC)。パンデミックに見舞われた2020年は配信で、2021年はスピンオフ企画「RDC “Back To The Real”」として川崎のちどり公園にて開催、コロナ禍においてもすべての音楽好きとともに素敵な空間を作ってきたRDCだが、2022年はついに東伊豆へカムバックを果たす。

 Chari Chariによるアンビエント・ライヴ、DJ Nobu×Sandrien、瀧見憲司、Kuniyuki×寺田創一×sauce81によるライヴ・セッションといった日本を代表する面々はもちろん、最新作『Chameleon』が話題になったアンソニー・ネイプルズ、紙エレ年末号でハウスのベストに挙げたモーター・シティ・ドラム・アンサンブル(Danilo Plessow)、そしてなんとデトロイトの重鎮ムーディマンといった海外勢も出演する。

 今年からは、グループや23歳以下のための各種割り引きチケットも充実。この機会に、東伊豆の大自然に生まれる3日間の音楽コミュニティへぜひ足を運ぼう。

開催概要

名称:
RAINBOW DISCO CLUB 2022

日時:
2022年4月29日(金・祝)9:00開場/12:00開演~5月1日(日)19:00終演

会場:
東伊豆クロスカントリーコース特設ステージ(静岡県)

出演:
DJ / LIVE (A to Z):
Antal
Anthony Naples
Chari Chari (Ambient Live Set)
CYK
Danilo Plessow (MCDE)
DJ Nobu × Sandrien
GE-OLOGY
Kenji Takimi
Kikiorix
Kuniyuki × Soichi Terada × sauce81 (Live Session)
Licaxxx
machìna (Live)
Monkey Timers
Moodymann
Ron Morelli
Satoshi & Makoto (Live)
Shhhhh
Sisi
Sobriety
Torei
Tornado Wallace
Wata Igarashi (Live)
Yoshinori Hayashi

VISUAL:
REALROCKDESIGN
KOZEE
VJ MANAMI
kenchan

LASER & LIGHTING:
YAMACHANG

料金:
通し券:20,000円
通し券(23歳以下):13,000円
キャンプ券:4,000円
駐車券:4,000円
グループ通し券(4枚1組):72,000円
※チケット購入ページの注意事項をよくお読みください。

オフィシャルサイト:
https://www.rainbowdiscoclub.com

フランク・ザッパ - ele-king

王様は裸だ。これまでも、これからも

ロック、ジャズ、現代音楽、ドゥーワップなど様々な音楽を取り入れた幅広い雑食性と60枚以上におよぶ膨大な作品数。
舌鋒鋭く社会に切り込むメッセージとブラックジョークや下ネタの入り混じった歌詞世界。

今なお、ロック史上最大の異端ミュージシャンとして存在感を失わないフランク・ザッパの決定的評伝がついに刊行!

4月22日より、ドキュメンタリー映画の公開も決定、いまザッパから目が離せない!

著者
バリー・マイルズ
英国出身のジャーナリスト。60~70年代ロックやカウンターカルチャーについての著書で知られる。著書にポール・マッカートニーの公式評伝をはじめ、ジャック・ケルアックやウィリアム・バロウズといったビート詩人についての伝記など。

訳者
須川宗純(すがわ・そうじゅん)
1962年生まれ、編集者・自由研究家。
香港歌謡史、インド映画音楽史、アメリカンコミックス史、村上春樹研究、散歩などを対象とする。
編集を担当した本・雑誌特集に以下のようなものがある。
『ユリイカ』1994年5月号「特集=フランク・ザッパ」(青土社)、フランク・ザッパ、ピーター・オチオグロッソ『フランク・ザッパ自伝』、菊地成孔+大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』、マイク・バーンズ『キャプテン・ビーフハート』(以上河出書房新社)、大友良英『MUSICS』(岩波書店)、『STUDIO VOICE』2001年12月号「特集=オノ・ヨーコ」、2007年8月号「特集=政治を考える!」(以上INFAS)、大里俊晴『マイナー音楽のために』、『間章著作集』全3巻(以上月曜社)、『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903-1944』(創元社)

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
amazon
TSUTAYAオンライン
Rakuten ブックス
7net(セブンネットショッピング)
ヨドバシ・ドット・コム
Yahoo!ショッピング
HMV
TOWER RECORDS
disk union
紀伊國屋書店
honto
e-hon
Honya Club
mibon本の通販(未来屋書店)

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未来屋書店/アシーネ

LNDFK - ele-king

 LNDFK はイタリアのアーティストであるリンダ・フェキのユニットなのだが、アルバム・タイトルの『クニ』はじめ、“タケシ”、“ハナビ”、“ク” など日本語による(もしくは日本語と類推される)楽曲名が多く用いられている。“タケシ” というのは北野武(ビートたけし)を指していて、彼が監督・主演した『HANA-BI』(1998年)からの引用である。この映画はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、ヨーロッパで高い人気を集める北野映画の代表作であり、また久石譲によるサウンドトラックも高い評価を得ている。“タケシ” や “ハナビ” はそうした北野武の映像や作中で使われた彼の絵画、久石譲の音楽が源泉となった作品で、“ハナビ” では ASA-CHANG こと朝倉弘一の歌とパーカッションもフィーチャーされるといった具合に、日本人にとっても極めて親和性の高い作品だ。

 リンダ・フェキはもともとチュニジアのスースに生まれたアラブ系人種のチュニジア人の父とイタリア人の母のハーフで、生後間もなくイタリアのナポリに移り住んで育った。シンガー・ソングライターとして2016年ごろから音楽活動をはじめ、2019年のスペインのプリマヴェーラ・サウンド・フェスなどのステージが話題を呼ぶほか、カマシ・ワシントンや Mndsgn (マインドデザイン)などのステージの前座を務める。ダリオ・バッソリーノと一緒に楽曲制作を開始し、2016年に初EPの「ラスト・ブルー」をリリースした後、2021年にブルックリンのレーベルの〈バスタード・ジャズ〉と契約して “ドント・ノウ・アイム・デッド・オア・ナット”、“ハウ・ドゥ・ウィ・ノウ・ウィ・アー・アライヴ”、“ク” のシングルを発表し、それらを含むデビュー・アルバムが『クニ』である。音楽的にはジャズ、ネオ・ソウル、ヒップホップなどの要素がブレンドされているが、両親からチュニジアとイタリアと両方の文化を受け継いでいるという点で、こうした音楽をやっている多くのアーティストたちとの違いを生んでいるようだ。全体としてはハイエイタス・カイヨーテあたりに近い雰囲気を持つアーティストと言えよう。

 和のイメージを持つアンビエント作品 “ハナビ” でアルバムははじまり、“タケシ” はリンダの歌声を含めてハイエイタス・カイヨーテ調のネオ・ソウルとジャズの融合。細かくチョップされた有機的なドラミングも印象的で、カリーム・リギンズユセフ・デイズなどのプレイを彷彿とさせる。ドリーミーでメロウな “スモーク-ア・ムーン・オア・ア・ボタン” はムーンチャイルドに近いタイプのナンバー。アメリカ人のルース・クラウスとレミー・チャーリップによる1959年の児童書から引用されたタイトルである。“ハナビ” をはじめ、LNDFK の作品は音楽以外にもさまざまな分野から影響を受けていることを物語る。チェスター・ワトソンによるポエトリー・リーディング風のラップをフィーチャーした “ドント・ノウ・アイム・デッド・オア・ナット” は幻想的なビート・ミュージックで、同様にアルバム中ではヒップホップからの影響を感じさせる “ハウ・ドゥ・ウィ・ノウ・ウィ・アー・アライヴ” にはピンク・シーフがフィーチャーされる。ちなみにチェスター・ワトソンは昨年日本のホラー映画(怪談映画)を題材としたアルバムをリリースしており、LNDFK 同様に日本の文化にも通じたアーティストである。

 “オム” は “ハナビ” 同様に和をイメージさせるようなアンビエント調の作品で、アルバム最後のアンビエント・ナンバーの “セ・ミ・スタッコ・ダ・テ、ミ・ストラッポ・トゥット” はイタリアの前衛詩人・作家のエドアルド・サングイネーティの作品から引用されたもの。“ktm” はアメリカのジャズ・ピアニストのジェイソン・リンダーをフィーチャーし、彼の抽象性の高いキーボードと即興的なドラムのコンビネーションによる現代ジャズ作品となっている。ブロークンビーツ調のジャズとネオ・ソウルのコンビネーションの “ク” はアメリカの漫画家のフランク・ミラーによるネオ・ノワール漫画『シン・シティ』と、その映画化作品が題材となっており、そこに登場する暗殺者キャラクターのミホのことを歌っている。北野武映画ほか、いろいろな国の文学や映画、漫画などを題材に、デビュー・アルバムから実にイマジネーション豊かな世界を展開する LNDFK。今後も目を離せない存在となりそうだ。

Ann Eysermans - ele-king

 このアルバムはベルギーを拠点とするサウンド・アーティスト/ハープ奏者/コントラバス奏者アン・アイザーマンズによる音響作品である。2022年1月末にリリースされた作品だが、はやくも今年のエクスペリメンタル・ミュージックのなかでも重要な作品だと私は思っている。リリースはベルナルド・ソジャーン『Some Deaths Take Forever』や Jean Hoyoux『III Hymne』などの再発でも知られるベルギーのレーベル〈cortizona〉からで、これも注目すべき事実だろう。
 では、このアルバムはどのような作品なのか。簡単に言えばディーゼル機関車のエンジン音にアン・アイザーマンズによる電子変調されたハープやコントラバスの音が重ねられている音響作品である。現実と非現実の境界線が溶け合い、幻想的ともいえるサウンドスケープが生成されている。この音には不思議な没入感覚があり、聴き込むほどに意識を飛ばしてくれる。

 アン・アイザーマンズはブリュッセル王立音楽院で古典的な作曲とジャズを学んだ音楽家である。どうやら即興演奏での活動も展開しているようだが、本アルバムではアン・アイザーマンズの電子音楽家としての側面、エクスペリメンタル・サウンド・アーティストとしての面が展開されている。
 『For Trainspotters Only』のベースとなっているのは、アン・アイザーマンズが5歳のときにアントワープから海辺のリゾート地オーステンデに向かう列車に乗り込んだときの「音の記憶」だ。列車音の環境録音といえば近年ではクリス・ワトソンの『El Tren Fantasma』(2011)を思いだすが、クリス・ワトソンほど環境音のみに特化しているわけではない。演奏などのより「音楽」的な要素が、環境音と交錯しているのである。ハープという伝統的な楽器を用いていることからもコンテンポラリー・クラシカルとしての面も指摘できるかもしれない。
 しかしここが重要なのだが、アン・アイザーマンズによる演奏が入ることによって、「音楽」へと安易に回帰するわけではないのだ。いわば音楽と音の領域を溶かすような「耳の領域」を探求している点が濃厚にある。ふつう「音楽」の要素が入ると、こういった実験作品はいくぶんか先鋭性が後退していくように感じられるが、本作では前進/後退の問題はむしろ前景化せず、音と音楽の「境界線」の問題を探求しているように思える。私はこの点にこそ深く驚愕した。音楽、音響、記憶の融解。

 本作には “4台のディーゼル機関車とハープのための前奏曲/フーガ(Prelude For Four Diesel Locomotives And Harp)” など、全8曲が収録されている。曲ごとに音楽・環境音・ノイズの位置が変化し、聴くものの音の記憶といまここで聴いている世界の音の境界線を溶かすようなサウンドを構成していく。
 録音されている機関車音は「ベルギー国鉄の世界遺産に登録されているディーゼル機関車のHD51、54、55、60」のエンジン音という。そこから発せられる「ノイズ、クランク音、無調性など」のさまざまな音のタペストリーをアン・アイザーマンズは注意深く聴きとり、録音し、編集し、自身のハープ演奏と折り重ねている。すると次第にアン・アイザーマンズが演奏するハープの音などが、機関車の音に溶けてくような感覚が浸透してくる。
 おそらくアン・アイザーマンズは「金属」の硬質で冷たい音に惹かれているのかもしれない。ハープの弦の音もディーゼル機関車のエンジン音も、「金属の音」という点で、このアルバムにおいては同列なのだろう。
 その結果、何が起きるのか。そう、音の境界線が溶けるのだ。いやこういうべきかもしれない。「音が溶ける」のだ。
 リスナーである自分たちの周りにある音たちも、このレコードの音に溶けていってしまう感覚の生成。現実の音が溶けていくような感覚が横溢しているのである。本作は現実の隙間にある幻想を聴かせてくれる。
 
 このアルバムにおいてアン・アイザーマンズは新しいミュジーク・コンクレート、もしくは新しいサウンド・コラージュのかたちを実践している。具体音の接続と構築に、自身の演奏を電子変調させることで、より金属的な音への深い耽溺と没入感覚を生み出しているのだ。この感覚は新しいと思う。
 アン・アイザーマンズは確かに音楽教育を受けた音楽家だが、そのサウンドには自由さがあり、アイデアがあり、音へのフェティッシュともいえる耽溺がある。その意味で伝統的な音楽史の中に組み込むよりは、現代のエクスペリメンタル・アーティストたちとの楽曲・サウンド共に聴いた方が良い。
 たとえばこのアルバムの傍らに、ピエール・シェフェール、リュック・フェラーリなどのミュジーク・コンクレートのレジェンドたちの作品、クリス・ワトソンやフランシスコ・ロペスといったフィールド・レコーディングの巨匠・ヴェテランたちの録音を置くことは可能だろう。しかし一方で、クレア・ラウジーなど現在進行形の新世代音響アーティストたちの作品と共に聴くこともできる。いや、そうすることで「同時代・新世代のエクスペリメンタル・ミュージック」がより鮮明に浮かび上がってくる気がするのだ。
 このアルバムの音は、伝統的な音楽の領域と実験的かつ先進的なエクスペリメンタルな音響音楽が交錯している。「聴くこと」をめぐってリスナーを未知の音響空間へと誘ってくれる名品といえよう。

MURO × VINYL GOES AROUND - ele-king

 キング・オブ・ディギンの異名をとるMURO、彼が監修した7インチ・ボックスが発売される。昨年末リリースされたミックス『DIGGIN’ “GROOVE-DIGGERS”2021 : Unlimited Rare Groove Mixed By MURO』などから選ばれた6曲を3枚に収めた完全限定盤だ。
 またその7インチ・ボックスとの連動企画として、ビリー・ウッテンのTシャツ付きセットも販売されるとのこと。今回も完売必至が予想されるので、お早めに。

MUROが監修を務めた7inch BOX『DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS” BOX:Selected by MURO』発売決定! VINYL GOES AROUNDにて『Billy Wooten And Special Friends – In This World』オリジナルTシャツセット販売も。

日本が世界に誇るトップクラスのVinyl DiggerでありDJのMURO。彼とP-VINEのレアグルーヴ・リイシュー・シリーズ『Groove-Diggers』のコラボレーションによるミックスCD『DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS”: Unlimited Rare Groove Mixed By MURO』などからMURO氏がさらに厳選した6曲が、スペシャルな7インチ3枚組BOXに収録されてリリースされます。
全曲初の7インチ化、特別デザインのBOX仕様で完全限定生産でのリリースです。

そして、その連動アイテムとして『Billy Wooten And Special Friends – In This World』のオリジナルTシャツをVINYL GOES AROUNDにてセット販売します。
アルバム・タイトルを前面に、地球のアートワークを背面にあしらったデザインはMURO氏のアイデアによるもの。レコード・コレクター必須のアイテム。限定販売となりますのでお見逃しなく。

Tシャツ付きセット 予約ページ
https://vga.p-vine.jp/exclusive/

[商品情報①]
タイトル:"Billy Wooten And Special Friends - In This World" T-shirts with DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS” BOX:Selected by MURO
価格:¥11,110(税込)(税抜:¥10,100)
品番:VGA-1019
フォーマット:7inch×3(with BOX), T-shirt
※商品の発送は 2022年6月上旬ごろを予定しています。
※限定品につき無くなり次第終了となりますのでご了承ください。
※Tシャツのボディはギルダン 2000 6.0オンス ウルトラコットン Tシャツになります。

[商品情報②]
タイトル:"Billy Wooten And Special Friends - In This World" T-shirts
価格:¥5,280(税込)(税抜:¥4,800)
品番:VGA-1018
フォーマット:T-shirt
※商品の発送は 2022年6月上旬ごろを予定しています。
※限定品につき無くなり次第終了となりますのでご了承ください。
※Tシャツのボディはギルダン 2000 6.0オンス ウルトラコットン Tシャツになります。

[商品情報③]
アーティスト:V.A.
タイトル:DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS” BOX:Selected by MURO
品番:P7-6460/2
定価:¥5,830(税込)(税抜¥5,300)
フォーマット:7inch×3(with BOX)
発売日:2022年5月25日(水)
★完全初回限定生産

DISC 1:(45rpm)
A: ERIK TAGG / Living Off The Love
B: SPICE / The Last Time
DISC 2:(45rpm)
A: PRINCE BILLY MAHDI WRIGHT / Summer Love (or Verano De Amor)
B: 1619 BAD ASS BAND / Step Out
DISC 3:(33 1/3rpm)
A: BILLY WOOTEN / Chicango (Chicago Land)
B: BILLY WOOTEN / Dancing and Singing

[MURO プロフィール]
日本が世界に誇る King Of Diggin'こと MURO。「世界一の Digger」としてプロデュース/DJ での活動の幅をアンダーグラウンドからメジャーまで、そしてワールドワイドに広げていく。現在もレーベルオフィシャル MIX を数多くリリースし、国内外において絶大な支持を得ている。多岐に渡るフィールドで最もその動向が注目されているアーティストである。毎週水曜日 21:00〜 TOKYO FM MURO presents「KING OF DIGGIN’」の中で毎週新たな MIX を披露している。
番組 HP:https://www.tfm.co.jp/kod/

The Smile - ele-king

 レディオヘッドトム・ヨークジョニー・グリーンウッド、そしてUKジャズ・シーンの敏腕ドラマーであるトム・スキナーによるスーパー・グループ、ザ・スマイル。このたび、彼らによる「You Will Never Work In Television / The Smoke」の数量限定7インチ(非売品)の抽選がおこなわれることになった。対象店舗や応募方法などの下記詳細をチェックして早速応募しよう。

THE SMILE
ザ・スマイルの非売品プロモ7インチが当たる
抽選施策が世界中のレコード店で開催決定!!
応募券の配布は3月12日(土)の各対象店舗開店時よりスタート!!

トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、トム・スキナーによるスーパー・グループ、ザ・スマイルが2曲のシングル「You Will Never Work In Television Again」と「The Smoke」をカップリングした手刷りの非売品プロモ7インチが当たる抽選施策を世界中のレコード店で行うことを発表した。対象店舗や応募方法はバンドのオフィシャル・サイトで確認することができる。

The Smile: Printing 7" Record Sleeves on a 1965 Heidelberg Platen Press
with Thom & Stanley Donwood
https://www.youtube.com/watch?v=TscddmLsmZM&feature=youtu.be

■ザ・スマイル非売品プロモ7インチ抽選概要
https://thesmiletheband.com/smoke7lottery/

○施策概要
世界中の対象店舗で無料配布される抽選券に記載されているQRコードにアクセスして応募コードを入力すると抽選でザ・スマイルの「You Will Never Work In Television / The Smoke」のナンバリング入り数量限定7インチ(非売品)をプレゼント。*当選者の発表は景品の発送をもってかえさせていただきます。

○抽選券配布開始日
2022年3月12日(土)各店開店時よりスタート*日本時間
*抽選券は先着で各店25枚無料配布(お一人さま一枚まで/電話・インターネットでの取置不可)

○応募期間
2022年3月12日(土)-3月24日(木)
*応募はお一人さま一回のみ有効となります。応募コードを複数回使用されますと、無効となりますのでご注意ください。

○国内応募券配布対象店舗
タワーレコード 札幌ピヴォ
タワーレコード 仙台
タワーレコード 渋谷
タワーレコード 新宿
タワーレコード 池袋
タワーレコード 秋葉原
タワーレコード 名古屋パルコ
タワーレコード 難波
タワーレコード 梅田NU茶屋町
タワーレコード 福岡パルコ
HMV record shop 渋谷
ディスクユニオン 新宿インディ・オルタナティヴロック館 (6F)
ディスクユニオン 名古屋
ディスクユニオン 大阪
代官山 蔦屋書店
蔦屋書店 熊本三年坂
BIG LOVE RECORDS
FLAKE RECORDS
JET SET 京都
more records
Record Shop FILE-UNDER
Alffo Records
Sone Records
OUTSIDE RECORDS

The Smile - You Will Never Work In Television Again
https://www.youtube.com/watch?v=-EB5NhI2RQQ&feature=youtu.be

The Smile - The Smoke (16mm Film)
https://www.youtube.com/watch?v=tEPEqZnTwdo&feature=youtu.be

Floating Points - ele-king

 ロンドン拠点のプロデューサ、DJであるフローティング・ポインツが、新曲 “Vocoder” を〈Ninja Tune〉よりドロップ。昨年の2021年、彼とファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団による『Promises』が数多の高評価を得たことは記憶に新しい。新曲はビートにしっかりと下支えされたダンサブルな一曲で、2019年作『Crush』の続きを思わせます。暗い時代だからこそ踊ろう、きっとそういうことだ。

現代最重要プロデューサー、フローティング・ポインツが
新曲『Vocoder』をリリース!

最新オリジナル・アルバム『Crush』は
期間限定スペシャル・プライスで発売中

マンチェスターに生まれ、現在は作曲家/プロデューサー/DJとしてロンドンを拠点に活動するフローティング・ポインツ。昨年はファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団とのコラボ作品『Promises』でThe Guardian (Contemporary)、TIME Magazine、The New York Times (Jazz)、Mojo、The Vinyl Factory他多数のメディアで年間ベストの1位を獲得、そして今年に入ってからは宇多田ヒカルの最新アルバム『BADモード』へプロデューサーとして参加し大きな話題を呼んだ彼が、新曲 “Vocoder” をリリース!

Floating Points - 'Vocoder' (Official Audio)
https://youtu.be/Mnq53ZR9v-w

また、初期衝動への原点回帰と音楽的な進化を同時に果たしたセカンド・アルバムとして2019年にリリースされた『Crush』の日本盤CDが期間限定スペシャル・プライスで発売中!国内盤CDはヴィンテージ・ハードウェアで制作された至高の音像をより堪能できる高音質UHQCD紙ジャケ仕様で、ボーナス・トラック「LesAlpx Dub - (JAPANESE SPECIAL EDITION)」を追加収録している。

label: NINJA TUNE
artist: FLOATING POINTS
title: VOCODER

https://floatingpoints.lnk.to/vocoderPR

label: NINJA TUNE / BEAT RECORDS
artist: FLOATING POINTS
title: CRUSH
release date: NOW ON SALE
国内盤CD BRC-615X (期間限定廉価盤〜2022.08.31): \ 2,000 +tax
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10474

Urvakan - ele-king

 注目しておきたいコンピがリリースされている。『集合的な回顧録』と題されたそれは、アルメニアの実験的な電子音楽のフェスティヴァル〈Urvakan〉──実現しなかった2020年のラインナップにはシャクルトンザ・バグソフィーズリなどの名が並んでいる──によるプロジェクトで、アルメニアのみならずジョージア、ロシア、ウクライナのアーティストが参加。フィールド・レコーディングやサウンド・コラージュを駆使したアンビエント寄りの曲たちが収録されている。
 インフォメイションによれば、場所は異なるけれども、どこか似たところのある文化を有する人びとの潜在意識に働きかけ、集合的な記憶を起ちあげる、というのがコンセプトだそうだ。東欧~西アジアの集合的記憶、と言われて思い浮かぶのはやはりソ連だが……フェス名の「urvakan」はアルメニア語で「幽霊、幻影、精霊」を意味することばで、今回のコンピは「憑在論的な」音楽の実践でもあるらしい。
 いずれにせよ、現在のウクライナ情勢をかんがみると、同コンピはロシアを含めた東欧~西アジアの実験的な電子音楽家たちによるソリダリティの性格を帯びてもいる(ただしリリース日は戦争開始前日なので、意図的なものではなかったと思われる)。収益の100%はウクライナの人道回廊の組織およびアルツァフ(アゼルバイジャンの一部とみなされているが、居住者の大多数がアルメニア人系の国家ないしは地域)の文化組織に寄付されるとのこと。

Various
A Collective Memoir

Urvakan
https://urvakan.bandcamp.com/

 また、同作に参加しているロシア出身ベルリン在住のプロデューサー、ペリラ(Perila)──2021年は〈Smalltown Supersound〉からアルバムをリリース、2020年にはフィラデルフィアのウラ(Ulla)と組んだログとして『LOG ET3RNAL』を残している──は、個人としても新作「ことばでは言いあらわせない(there are no words to describe it)」を発表。すべての収益は、政治犯として囚われた人びとを助けるために闘っている人道組織に寄付されるとのこと。

perila
there are no words to describe it

self-released
https://perilazone.bandcamp.com/album/there-are-no-words-to-describe-it

deathcrash - ele-king

 リターン、曲を聞きながらこのアルバムのタイトルについてずっと考えていた。
 ロンドンのバンド、デスクラッシュのデビュー・アルバム、どうして最初のアルバムなのに『Return』なんてタイトルをつけたんだろう? スロウコアのような曲が流れるなかで最初に頭に浮かぶのはやっぱりモグワイ(そのなかでも特に『Come on Die Young』)だけど、デスクラッシュはいわゆる轟音に足を踏み入れることはない。音が太くなり、ヴォリュームが上がっていく、でもその手前でデスクラッシュは立ち止まる。突き抜けないで同じ場所をいったり来たり、それが刺激になって脳の柔らかい場所をくすぐり続ける。それは痛みを伴った緩やかな快感で、大きな波ではなくて小さな快感がずっと続く。
 “American Metal” というタイトルのアメリカン・メタルっぽくない曲(それは彼らの “Punk Rock” なのかもしれない)が架空の思い出を思い起こさせるように優しく頭を揺らす。そうして僕は理解する、あぁだから『Return』なのかと。つまりこれは記憶の音楽なのだ。

 デスクラッシュはケンブリッジ大学で出会ったギター/ヴォーカルのティエナン・バンクスとベーシストのパトリック・フィッツジェラルドが2016年にベッドルームで一緒に録音しようと試みたところからはじまったバンドだ。2018年にデスクラッシュという名前がつけられギターのマット・ワインバーガー、ドラムのノア・ベネットが後に加入した。パトリック・フィッツジェラルドはソーリーがフィッシュを名乗っていたころのベーシストでもあり、ティエナン・バンクスはフェイマスの元メンバーでもある。シーンのバンドという感じはあまりしないけど、デスクラッシュは興隆を誇っていたサウスロンドンのシーンと無関係というわけでもない(フェイマスにはブラック・カントリー・ニュー・ロードのアイザック・ウッドがお手本だったと語るジャースキン・フェンドリックスもいた)。なかでも2020年に一緒にツアーを回ったブラック・カントリー・ニュー・ロードはデスクラッシュから影響を受けたことを公言しており、メンバーのタイラー・ハイドは昨年の『the Quietus』のインタヴューで「当たり前かもしれないけど、極端に静かな部分と大きな部分を使い分けることで、曲の中で物語的な構造を生み出して進行できるってこと、非常にソフト、もしくは静かに演奏することで違った楽器を横断することを(デスクラッシュから)学んだんだ」と語っていて、その言葉の通りそれはブラック・カントリー・ニュー・ロードの2ndアルバム『Ants From Up There』に生かされている。だからなのかデスクラッシュの『Return』とブラック・カントリー・ニュ・ーロードの『Ants From Up There』の根底に同じ空気が流れているような感じがするのだ。同じようにそこに漂う記憶や思い出を呼び覚まし、ブラック・カントリー・ニュー・ロードはそれを現在と対比させ、デスクラッシュはその中をずっと彷徨っているようなそんな印象を受ける。

 ドラムの静かなカウントからはじまるオープンニング・トラックの “Sundown”、ギターの音は優しくゆっくりと記憶を呼び覚ますように進み、響き渡るスネアの音が空気を引き締めノスタルジックなだけで終わらせない緊張感をもたらす。ペダルの踏まれたギターは心地よさを感じる痛みを与え、ベースが記憶に質量を加える。ゆっくりとささやくようなティエナン・バンクスのヴォーカルは自分自身に語りかけ、問題を理解しようとしているかのように響き、なおさらに内面世界への歩みを進ませる。8分近いスローテンポの曲にまったく長さを感じないのは、曲が展開する中で頭の中にいくつかのイメージが浮かんでは消えてということを繰り返しているせいなのかもしれない。
 “Matt's Song” のつま弾かれるギターの向こう側でかすかに会話が聞こえてくる。それはベッドでまどろんでいるときに聞こえてくる声のように心地よい不明瞭さをもたらして、“Metro 1” においてのラジオDJのような声、“What To Do” に挿入されるインタヴューの音声(これはスパークルホースのインタヴューだ。彼らはマーク・リンカスが亡くなった後にスパークルホースを知ったのだという)が湧き上がって来るイメージの方向を定める。こうした手法はそれこそモグワイの『Come on Die Young』でも印象的に用いられていたような手法だが、過去との対話を試みているようなデスクラッシュの音楽においてのそれはより一層の郷愁を誘う。それはいつか起こったことなのだ、だから誰かの記憶を覗いているようなそんな気分になる。

 “American Metal” は失われてしまったものに対する虚無や悲しみが時間を経て変化し柔らかなメランコリーとして語られた後、中盤で展開する。「もしあなたが自らの死を選んだのだとしても/マイ・ブルー・ヘブン/僕にただ精一杯やったと言ってくれたことに感謝したい」。そんな言葉の後にヴォーカルが消え、感情がインストゥルメンタルにゆだねられる。それはキャラクターの心理描写を音楽を通しておこなう映画のようで、心の痛みがギターによって表現される。この曲はもしかしたらティエナン・バンクスの21歳で自殺したというおじの存在がモチーフになっているのかもしれない。自身のメンタルヘルスについて語った『ラウダー・ザン・ウォー』のインタヴューのなかでバンクスはこのアルバム『return』とep「people thought my windows were stars」が書かれた時期のことを振り返り、亡くなったミュージシャンや悲しい曲を書くミュージシャンに過剰に同調し、おじや母、友人の苦しんでいる部分に強いシンパシーを感じているようなところがあったと話している。曲の中心に自分を据えることをさけ、インスピレーションを得るために自分の大切な人たちに目を向ける。「いま思うと、自分自身を見るために彼らを覗いていたんだと思います」。そう語るバンクスの言葉通りに、心の内面を覗くようなデスクラッシュの楽曲は聞いているものにある種のイメージを与える。もしかしたらイメージとはその隙間に入りこむものなのかもしれない。穏やかな部分と激しくなる部分の、音のその隙間に、うまく処理の出来ない感情が入り込みそれがぼんやりと形になって現れるのだ。

 「世界が僕たちの音楽に合うように変化した」。ギタリストのマット・ワインバーガーは2020年の『ラウド・アンド・クワイエット』のインタヴューでそんな言葉を残したが、それは確かにそうなのだろう。パンデミックが起こり、外界から強制的に切り離された時代のなかで人びとは立ち止まり自分自身や社会と向き合い考えることを求められた。そんななかでしっくり来るのは攻撃的で性急なポストパンクの音よりも、もっとスピードを落とした自身の内面に深く潜れるような音楽だったのかもしれない。事実、ブラック・カントリー・ニュー・ロードはスリリングなポストパンクの1stアルバムとはまったく違うサウンドの穏やかで優しく慈しむような2ndアルバムを作り上げた。先日素晴らしいデビュー・アルバムを発表したキャロラインにしても広く受け入れられるようになったのはこの影響があったはずだ(実際僕はそうだった。その存在を知ってはいたがキャロラインの良さに気がついたのはロックダウンのときに作られた内省的な音楽を日常的に聞くようになった後だった)。ソーリーのベーシストでブラック・キャット・ホワイト・キャットの主宰であるキャンベル・バウム(つまりパトリック・フィッツジェラルドの後にソーリーに加入したベーシストだ)がロックダウン時に立ち上げたトラッド・フォークのプロジェクト、ブロードサイド・ハックスにしてもこの影響下にあったのかもしれない。アウトプットとして表面に出てくる音は違ってもロンドンのこれらのバンドはそこに流れる空気を共有している、それがなんとも面白い。
 実際にインタヴューのなかでデスクラッシュのティエナン・バンクスはブラック・カントリー・ニュー・ロードの2ndアルバムが出た二日後にベーシストであるタイラー・ハイドと共演したこと、キャロラインのレコードが出ることを楽しみにしていることを語っている。「今年(2022年)はいろんなものが出てきて本当にいい感じだよ。キャロラインのレコードがもうすぐ出るしね。ロンドンのシーンのこの繰り返しが本当に好きなんだ」。そうしてインタヴュアーのどんなところが好きか? という質問に「競争心がないところ」と答える。負けないというライバル心ではなくて、ただ純粋にこれらのバンドが何をやっているかに興味がある、それはきっとブラック・ミディスクイッドにしてもそうで、だからきっと彼らは変化を恐れずに変わっていけるのだろう。お互いがお互いに影響を与えて、そうして変化し進んでいく、ロンドンのシーンのこの反復のサイクルはとても魅力でそういう部分に僕は強く心を惹かれる。
 だから2022年の近い時期に続けて、ブラック・カントリー・ニュー・ロードの2ndアルバム、キャロラインのデビュー・アルバム、そしてこのデスクラッシュのアルバムが出たということは新しい流れを象徴するような出来事なのではと思えるのだ。表面上のジャンルを越えて共鳴するバンドの、このデスクラッシュのアルバムもまた振り返ったときに2022年を表すようなそんなアルバムにきっとなるはずだ。
 『Return』、過去にあった出来事が反映された、記憶のなかから希望を見いだしたこのアルバムから、再び何かがはじまりそうなそんな気配がする。

BudaMunk & Jansport J - ele-king

 ISSUGI5lack とのタッグでも知られる日本の鬼才ビートメイカー、BudaMunk と、ナズ作品への参加などでも注目を集めるLAのプロデューサー、Jansport J が手を組んだ。日米それぞれの現行シーンを盛り上げるビートメイカー同士による新作ジョイント・アルバムには、日本からは ISSUGI や仙人掌、Mr.PUG、Daichi YamamotoKOJOE らが、USからはブルーやデヴィン・モリソン、イラ・J らが参加、じつに強力な1枚に仕上がっている。タイトルは『BudaSport』、発売は8月3日。チェックしておきましょう。

日本をベースに活動し、世界にその名が知られているDJ/ビートメイカー、BudaMunkとNasやHit-Boyらの作品への参加で注目を集めているLAのビートメイカー、Jansport Jによるジョイント・プロジェクト『BudaSport』がリリース! 日本からISSUGIや5lack、仙人掌、Mr.PUG、Daichi Yamamoto、KOJOEら、USからBluやDevin Morrison、Illa J、Like(Pac Div)、Thurzらが参加!

◆ Sick Team、Green
Butterとしての活動や自身のソロなど数々のプロジェクトのリリースに留まらず企業CMの音楽を担当する傍ら、さらに深いアンダーグラウンドな動きも活発化させ活動の幅を広げ、Delicious VinylやFat Beatsから作品をリリースするなど日本だけではなく海外のシーンへも多大な影響を与えているDJ/ビートメイカー、BudaMunk。LAを拠点にソウルフルなビートを軸に自らのプロダクションスタイルを確立し、NasやHit-Boy、Benny The Butcher、Freddie Gibbs、Bluなどメジャーからアンダーグラウンドまで様々なラッパーへビートを提供するだけでなく自らの名義でも作品をリリースしているプロデューサー、Jansport J。このふたりによるTYO to LAなジョイント・プロジェクト『BudaSport』がリリース。
◆ 本作はJansport Jが来日した際にBudaMunkと行なったセッションを中心に全てが両者のコラボレーションによるものであり、BudaMunkとJansport Jに所縁あるアーティストが日米から集結。日本サイドからはSick TeamのISSUGI、5lackを筆頭に仙人掌、Mr.PUG、Daichi Yamamoto、KOJOE、GAPPER、OYG、Ume、LafLife、USサイドからはKendrick Lamar作品への参加で知られるLike(Pac Div)やDr. Dreの最新作への参加も話題なThurzを始め、BluやDevin Morrison、Illa J、Slim Jeff、Quadryが参加している。

[商品情報]
アーティスト: BudaMunk & Jansport J
タイトル:  BudaSport
レーベル: King Tone Records / All Attraction, No Chasin’/ Jazzy Sport / P-VINE, Inc.
仕様: CD / LP(完全限定生産) / デジタル
発売日: CD・デジタル / 2022年4月20日(水)
LP / 2022年8月3日(水)
品番: CD / PCD-94110
LP / PLP-7846
定価: CD / 2.640円(税抜2.400円)
LP / 3.850円(税抜3.500円)

[TRACKLIST]
01. Intro (tonite!)
02. Old School, New Design ft. Blu & ISSUGI
03. Make it Happen ft. 仙人掌 & Mr.PUG
04. Callin’
05. Spice ft. Illa J, Devin Morrison & Daichi Yamamoto
06. Can’t Hide It
07. Susy ft. Slim Jeff & Ume
08. Pretty Eyes
09. All Praise Due ft. Like & 5lack
10. Jungles
11. 21’til ft. Kojoe & Thurz
12. PipeLine ft. LafLife
13. Whereva You At ft. Quadry & Ume
14. Tell The World
15. 未来への希望 ft. OYG & GAPPER

[BudaMunk / Profile]
新宿生まれ。96年にLos Angelesに渡り、在住中にビートを作り始める。2006年に帰国後Sick Team、Green Butterとしての活動や、自身のソロなど数々のプロジェクトをJazzy Sport、Dogearからリリース。企業CMの音楽を担当する傍ら、さらに深いアンダーグラウンドな動きも活発化させ活動の幅を広げてきた。現在も国内、海外のアーティストとのセッション、ビートメイクを繰り返し、USのDelicious VinylやFat Beatsからリリースするなど日本だけではなく海外のシーンへも多大な影響を与えている。

[Jansport J / Profile]
LAを拠点にソウルフルなビートを軸に自らのプロダクションスタイルを確立するJansport J。Nas、Hit-Boy、Benny The Butcher、Dom Kennedy、Freddie Gibbs、Bluなど、メジャーからアンダーグラウンドまで様々なラッパーへビートを提供するプロデューサーであり、自らの名義でも2008年のデビュー以降、多数のソロアルバムやビートテープを発表している。2008年にはデビュー作となるミックステープアルバム『The Carry-On Experience』をリリース。その後もビートテープやミックテープを数々発表しながら、様々なアーティストの作品へプロデューサーとして参加し、2014年にはLAの名門レーベル・Delicious Vinylからアルバム『The Soul Provider LP』をリリース。その後作品は毎年のように更新され、2018年末から12ヶ月連続で計12本のビートテープをデジタルリリースするという偉業も成し遂げる。2020年以降もその勢いは止まることなくソロアルバムやコラボレーション作品のリリースを重ね、今年発表されたNAS『King’s Disease II』ではHit-Boyと共に2曲をプロデュースするなど、Jansport Jの溢れ出るクリエイティビティの熱は止まること知らない。

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