「Nothing」と一致するもの

都内屈指の繁盛店の店主がその半生と裏話を惜しみなく公開!

セブン・イレブンやハウス食品など数々の企業コラボ、「情熱大陸」をはじめメディアでもつねに注目を浴びる都内屈指の繁盛店の女性店主がその裏側を惜しみなく公開!

これは飽くなきパッションと、探究心と好奇心と食欲とを持ちあわせ、どこまでも人懐っこくてやさしい1人の女性がカレーと共に駆け抜けた青春物語であり、令和の細腕繁盛記!
読んだ後は魯珈のスパイシーなカレーを食べた後のようにスッキリ。
そして活力がどんどん溢れてくる。
さあ、読むべし!
──黒沢 薫(ゴスペラーズ)

2016年大久保にオープンし、瞬く間に都内有数の行列店に上り詰めたスパイシーカレー専門店〈魯珈〉。
スパイスカレーと台湾料理の「魯肉飯」のあいがけを看板メニューに掲げ、毎回工夫を凝らした週替りメニューで人気を集める。
2023年6月に店舗移転した後もますますエネルギッシュにワンオペで店を切り盛りする女性店主がその半生を振り返り、繁盛店の裏話やノウハウを惜しみなく語り尽くします!

目次

はじめに~開店日の話~
第1章 カレーとの出会い
第2章 修行時代のこと~エリックカレーとエリックサウス~
第3章 独立へ!~「魯珈」誕生前夜~
第4章 人気店への道、あるいは行列との闘いの日々
コラム 齋藤絵理の日常
第5章 「限定カレー」という戦略
コラム 私のセルフ・メンテナンス方法
第6章 コラボは踊る1~レトルトカレー、パン、ラーメン~
コラム お店を始めて「やめた」こと
第7章 コラボは踊る2~イトーヨーカドー、そしてセブン・イレブンへ~
コラム インドで学んだこと
第8章 お店を始めたい人に伝えたいこと

[著者]
齋藤絵理(さいとう・えり)
東京・八重洲の名店「エリックサウス」にて7年間の修行ののちに、2016年に大久保に魯珈をオープン。2017年『Japanese Curry Awards』で新人賞を受賞し、開店からわずか2年で名店の仲間入りをする。「ミシュランガイド東京」にて、2020〜2023年で4年連続でビブグルマンを獲得。2019年には人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」で取り上げられ、注目を集める。カレー店を経営する傍ら、コンビニ商品や大手スーパー取り扱いのレトルト商品の監修も手掛ける、カレー業界が生んだスパイスの女神。

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* 発売日以降にリンク先を追加予定。

「BarChitChat 20th Anniversary Party!」 - ele-king

 小田急沿線上の新百合ヶ丘にある駅ちかのバー&レストラン「BarChitChat」は、ディープな音楽通なら知っているお店……といっても見た感じは普通のレストランです。しかしながら、日本の60年代的ボヘミアニズムが漂っているのです。完全に若い世代ですけどね。その、知る人ぞ知る拠点的なお店が20周年。気の良いひとたちなので、一見さんもぜんぜんオッケー(女性がひとりで行っても安心できる)。近所の人、ぜひ行きましょう。

2024.4/20(土)
at 横浜THUMBS UP & STOVES
16:20〜4:20 限定420名

【Live】
⚫︎CHOZEN LEE and THE BANG ATTACK
⚫︎Caravan
⚫︎Keyco
⚫︎ASOUND
⚫︎CBS & Chicken Is Nice
⚫︎東田トモヒロ
⚫︎松本族バンド
⚫︎Dachambo
⚫︎らぞく
⚫︎KARAMUSHI and SUPER FRIENDS
⚫︎アナザー TUFF SESSION
⚫︎山崎円城(F.I.B JOURNAL)×ghostinmpc/
Guest:Zen 101
⚫︎高田エージ+SUPER Goooooood!
⚫︎gnkosaiBAND
⚫︎kentarow
⚫︎TAKERU ANBASSA SP BAND
⚫︎カズキクチ
⚫︎宇田川別館バンド
⚫︎千尋with鈴木井咲
⚫︎遠藤コージズ
⚫︎井上園子

【DJ】
空中水泳
HOMERUNSOUND
YOSUKE BAOBAB
ABESTREEM
MAH(GREEN MASSIVE/Little Tempo)

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■チケット:前売り5500円/当日6500円 

■若者割り(限定100枚)
※当日要身分証明証
⚫︎ヤング割引(18〜22歳) 4200円
⚫︎中高生 3000円
⚫︎小学生以下無料(予約いりません)
↑↑↑
THUMBS UPにて3/10(日)15時〜
ホームページからメール予約か電話

■先行販売イープラス
3/3(日)午前10時〜
https://eplus.jp/sf/detail/4050140001-P0030001

■3/10(日)より店頭販売
・THUMBS UP・
https://www.stovesyokohama.com/thumbsup/

・BarChitChat・
http://www.chit-chat.jp

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神奈川新百合ヶ丘のMusic Bar Chit Chatの
20周年を記念すべく開催されるLive Party!
10年ぶりに二会場開催決定!
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RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec - ele-king

 ルーマニアから凄腕のエレクトロニック・ミュージック三人衆、RPR SOUNDSYSTEMが来日する。5年前の公演でも、ミニマル通たちを唸らせた東欧テクノのいまも体験しよう。嬉しいことに、DJ KENSEIがリキッド上でオープンから最後までDJでサポート。刺激を求めて夜に待機だ。

RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM

■日時
2024年4月5日 (金) 23:30 OPEN/START

■会場
LIQUIDROOM 03-5464-0800
http://www.liquidroom.net

■出演者
ー 1F LIQUIDROOM ー
RPR SOUNDSYSTEM (Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh / [a:rpia:r])
Dreamrec VJ

ー 2F LIQUID LOFT ー
DJ KENSEI -Open to Last-

この日本に、あの奇跡の夜を再び! 世界のミニマルアンダーグラウンドシーンの最高峰
RPR SOUNDSYSTEM (Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh / [a:rpia:r]) がLIQUIDROOMに帰還する。

オフィシャルVJであるDreamrecの同行も決定!
「音+映像」 究極の完全体による世界最高水準のパフォーマンスが実現。
最高という言葉では言い尽くせなかったあの夢のような夜。コロナ禍を経て新しくこの音楽、シーンの虜になったニュージェネレーションを始めとする全国の熱いファンのみんなと再び体験できる日を、私たちも心から待ちわびていた。新しく歴史が動く瞬間を共に目撃しよう!
2F LIQUID LOFTは、以前から温められていた構想がついにお目見えする。満を持してDJ KENSEIがOpen to Lastで登場。必見!

■BIOGRAPHY

ー RPR SOUNDSYSTEM (Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh) ー 世界のアンダーグラウンドミュージックを席巻するルーマニアン・シーンのトップ、Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh。 現行のワールド・シーンにおけるキングの一人として全世界に君臨し、ルーマニアシーンの事実上 のボスであるRhadoo、卓越したプレイはもとよりその生み出される作品群が世界最高レベルのクオリティーの評価を獲得している唯一無二のアーティストPetre Inspirescu、3人の中でも特にメ ジャ・ーシーンにおいても抜群の名声を確立しているRareshの3人による、最重要レーベル・そして アーティスト集団がこの [a:rpia:r] (アーピアー)である。 そして、その3人による別名義のスペシャル・ユニット『RPR SOUNDSYSTEM』の名で出演するイベ ントは、バルセロナ『OFF SONAR Festival』やロンドンの名門クラブ『Fabric』などと言った、世界で も彼らにより選ばれたトップ・イベント・フェスのみとされ、年にごく数回しか実現する事はない。東 京LIQUIDROOMのパーティは、その選ばれた数少ないなかのひとつである。

■MOVIE


Rhadoo, Petre Inspirescu with Dreamrec VJ @Chinois, Ibiza 2023.09.23 https://youtu.be/LVEi99Nij7U


clubberia TV - Event Report (アフタームービー)
RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM 2017.04.01 https://www.clubberia.com/ja/videos/748094-Party-Report-RPR-SOUNDSYSTEM-with-Dreamr ec-VJ-2017-04-01-at-Liquidroom/


■料金

・前売 - Standard Advance / STAGE 2 ¥6,000
・グループ割 - Group Ticket(4p) ¥22,000 (Limited)
ZAIKO https://clubberia.zaiko.io/item/361619
e-plus https://eplus.jp/sf/detail/4019970001

・ U-23 ¥4,000 (50 Limited)
ZAIKO https://clubberia.zaiko.io/item/361619

・当日 - Door ¥7,000


Total Information:
https://linktr.ee/rpr2024tokyo
Produced by Beat In Me

Soft - ele-king

 90年代後半に京都のクラブ・アンダーグラウンドから登場したロック・バンドのソフトは、雑食性の高いポスト・ロック的アプローチをする先駆的なインストゥルメンタル・バンドで、日本からのスティーヴ・ヒレッジやマニュエル・ゴッチングへの回答でもあり、まったく新しい何かでもあった。ミニマリズムとダブ、多彩なリズム——通算11枚目のアルバム『Passing Tone』が4月1日に彼らのレーベル〈Softribe〉(https://www.softribe.jp/)からリリースされる。注目です。

artist : Soft
title : Passing Tone
label : Softribe cat : STJP-0012 format : LP

trackllist
A1. Floating Dub A2. G.G.
B1. N'da
B2. Akebono B3. Mercury

Royel Otis - ele-king

 想像の世界への扉がある。現実を反映した、かつてこうであって欲しいと願ったような理想の世界、それが地続きであって欲しいと思う隣の世界、時にポップ・ミュージックはいともたやすくその世界の扉を開く。
 ロイエル・オーティスのこのデビュー・アルバムの音楽を聞くと胸が騒いで仕方がない。2010年代前半の〈キャプチャード・トラックス〉のバンドたちのようなサーフ・ポップ/インディ・ポップの要素に、そこから離れた10年代後半のサウス・ロンドンのインディ・シーンの感性をプラスしたかのようなオーストラリア出身のバンド、ロイエル・マデルとオーティス・パヴロヴィッチのふたりが組んだバンドだからロイエル・オーティス。この単純な組み合わせ、最小のユニットのなかにギター・ミュージックのロマンがこれでもかというくらいに詰まっている。

 ドキドキとワクワク、手のひらのなかにある再生ボタンを押した瞬間に輝くモノクロの青春映画の世界にあっという間に心がつながる。高い位置を推移するベースラインは現実よりも重力をほんの少し軽くさせ、フワフワと落ち着かない心を作り出し刺激のない現実を理想の世界に変えていく。重ねられるサーフ・ロックみたいなギターのフレーズに、シンセのわずかなサイケデリア、そしてドラムが心を急かす。そうしてその声。オープニング・トラック “Adored” で聞かれるオーティス・パヴロヴィッチの歌声は高く柔らかく、ポップになり過ぎないラインで絶妙なフックを繰り出す。電気を消した部屋、流しっぱなしのビデオ、光で青くなっていく視界、頭のなか、個人と世界との関わり方、下世話な真理、僕にはこの曲がインディ・ギターの “Orgasm Addict” に感じられる。衝動と万能感を持った若者の無敵の心、だけどもそこにはいつだって不安が同居している。青春映画のようなこのアルバムのオープニングにこれ以上ふさわしい曲があるだろうか。

 ギター・バンドが再び勢いをとり戻し、世界各地にその熱が伝播していたような時期、2019年にロイエル・オーティスはシドニーで結成された。インターネットを通じて興奮が広がり、刺激を受けてまた次の動きがはじまる。そうやってどんどんどんどん音楽は変わりそれに伴い人びとの感覚も変わっていく。世界には同じような感覚を持っている人たちがいて自然とローカルなシーンができ上がり、物理的な距離は離れていても、その感覚を受け取った人たちがまた自分たちで新しいことをやってみようと試みる、シカゴで、アムステルダムで、東京で。ここ数年感じていて興奮していたような音楽シーンの動きがついに次世代に入ったような感覚がある(つまりは新たな場所からのアタックだ。ロイエル・オーティスと同じオーストラリア出身のデュオでロンドンに拠点を移したハイスクールの動きにもそれを感じる)。全ては相互に作用して同じであり続けることはなく、心の動きが現れた音楽は次のチャプターへと進んでいく。ロイエル・オーティスはオーストラリアから飛び出し、23年の初頭、ここ数年のインディ・シーンで中心的な存在になっていたサウス・ロンドンのダン・キャリーのホーム・スタジオでこのアルバムのレコーディングをおこなった。タイトルになっている『Pratts & Pain』というのはダン・キャリーのスタジオの近くにあったパブの名前をもじったものでそこでショットを数杯飲んで歌詞を書いたと彼らは言う。

 ダン・キャリーの影響がどれほどあったのかはわからないが、これまでリリースされた3枚のEPと比べてこのアルバムではシンセサイザーの使い方がより巧みになったような印象を受ける。シンセのリフで組み立てられる “Heading For The Door” はもとより、MGMTマナーの “Foam”、ギターがジャングリーに胸を躍らせる “Daisy Chain” といった楽曲でも隙間にそっと入り込むように音が重ねられ、それが現実感をぼやけさし、現実と理想の世界の境目を曖昧にさせているのだ。その少しのアクセントがこの心をかき乱す音楽に浮遊感を与えている。
 ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの “White Light / White Heat” の影響を感じるタイトルがそのものずばりの “Velvet” も白眉の出来で、叩きつけられるピアノと膨らんだ不穏なベースが大言壮語に突き抜ける見栄の切り方を見せ、このアルバムにさらなる奥行きを与えている。そしてこれまでのEPでは見られなかったような陰鬱さを持った “Molly” のような曲もある。遠くで聞こえる呪詛のようにサウンド・エフェクトがうっすらと聞こえてきて、きらめくギターの輝きは消えうせ、まるで抜け出せない憂鬱のなかの波のように聞こえてくる。しかし新味だという風には思えない。この曲だけではなくアルバムに収められた音楽が無敵の勢いとともにどれもほんの少しだけ不安の色が混ぜられているからだ。それが余計にこの音楽を特別にする。現在が失われるのが未来であるかのように、あるいはこんな日々は長くは続かないとわかっているかのように。

 だがこのアルバムのイメージはやはり “Sonic Blue” や “Fried Rice” のような曲に集約されているのかもしれない。ジャングリー・ギターのやさぐれ燃え尽きていくインディ・ポップ。ロイエル・オーティスの音楽はただひとり口ずさむ孤独のアンセムのような音楽だ。みんなのなかに自分はいなく、だからシンガロングまでは至らない。まるで DIIV の『Oshin』を初めて聞いたときみたいな心境でこの享楽のなかにある孤独に身を置いている。できすぎた安っぽい思い出は、だからこそいともたやすく想像の世界への扉を開く。この暗く輝く青春は繰り返しのなかで何度だって胸をドキドキさせてくれるのだ。

“JAPANESE DUB” Talk&DJ - ele-king

 ダブの時代です。みんなでダブを聞きましょう。というわけで、タイムリーなイベントがあります。日本を代表するレコーディング&ライヴのダブ・エンジニア、内田直之。活動開始から30年を超えて今もなお進化を続ける内田のDUBミックス、その創作の秘密を紐解くイベント。2時間に及ぶロングトークでは内田がミックスを担当した音源を聴きながらこれまでの活動を振り返る。また、DJタイムでは内田が自身の音源のみでセルフミックスを行う大変貴重な機会となる。元浅草(稲荷町)にある上質な音響空間として定評のあるミュージック・バー&カフェの102で、内田の奏でるDUBの響き、その真髄に迫る。

Motoasakusa102 3rd Anniversary
“JAPANESE DUB” Talk&DJ vol.1 内田直之編

出演:内田直之(LITTLE TEMPO,OKI DUB AINU BAND)
会場:Motoasakusa102 
   東京都台東区元浅草4-4-15
日程:2024年3月13日(wed)
開場:18:00/開演19:00(終演22:00)  
料金:¥2500- (1drink)/¥3200-(1drink+カレーセット)
チケット購入方法:完全予約制(igaken102@gmail.comへイベント参加記載の上、メールにてお申し込み下さい)

Schedule
19:00-21:00 内田直之Talk&Interview
21:00-22:00 DJ Time
23:00 Close

Presented by: Motoasakusa102


内田直之
1972年埼玉県出身。1992年よりレコーディングスタジオに勤務し、録音技術を学ぶ。その傍ら日本のRoots Rock Reggaeバンドの草分けであるDRY & HEAVYのDUBエンジニアとして活動を始める。メンバーとしてバンドに参加しライブを重ねていく中で、独学でライブPA技術を身につける。LITTLE TEMPO、OKI DUB AINU BAND、FLYING RHYTHMS 等、複数の国内DUBバンドにメンバーとして参加し、日本のDUB MUSICを発展させるべく、日々研鑽を重ねている。

 スクエアプッシャー4年ぶりのオリジナル・アルバム『Dostrotime』はだいぶ破壊的だ。高速かつアシッディなブレイクビーツが爆発する先行シングル曲 “Wendorlan” が好例だけれど、アナログ機材を使用し原点回帰的な側面をもった前作『Be Up A Hello』(2020)における、素朴に音と戯れるような楽しみからは一気に反転、「電子音の暴力」なんてことばさえ思い浮かぶ。この激しさは前々作『Damogen Furies』(2015)と近い。ブレイクコア・リヴァイヴァルが起こっている昨今、こうしたアグレッシヴなスタイルはタイムリーではあるものの、彼はなぜあらためてこのような方向性を選びとったのだろうか。

 近年、アーティストの口からスクエアプッシャーの名が発せられるのをときおり見かけるようになった。筆頭は、エレクトロニックなダンス・ミュージックの分野で今日もっとも注目すべき存在といえるほどの活躍をみせているロレイン・ジェイムズだが、エレクトロニックの領域のみにとどまらず、モーゼス・ボイドJD・ベックといったジャズ・ドラマーまでもが彼の名を口にするようになっている。
 スクエアプッシャーはエイフェックス・ツインマイク・パラディナス同様、90年代のアンダーグラウンドなUKレイヴ・カルチャーから生まれたジャングル~ドラムンベースのスタイルに触発されたひとりなわけだけれど、その最大の個性は本人が凄腕のベーシストでもある点だろう。生楽器を軸にしたジャズ作品『Music Is Rotted One Note』(1998)はじめ、彼はその特技を活かしこれまでじつに多彩な音楽をつくりつづけてきた。そうした演奏家ならではの独特のセンスがもしかすると今日のジャズ・ミュージシャンたちに刺戟を与えているのかもしれない。
 吹き荒れる『Dostrotime』の電子の嵐のなかには、プレイヤーとしてのジェンキンソンの存在を随所で感じとることができる。たとえば疾走するビートのうえで彼らしい泣き節が炸裂する “Enbounce” では、ギターによるものとおぼしきフレーズがねじこまれてもいる。似た発想は “Holorform” でも試みられているし、アシッドぶりぶりの “Stromcor” でうなりまくる低音はジェンキンソンのプレイヤーとしての力量をあらためて見せつけるものだ。ドリルンベース・タイプの曲も気を吐いていて、“Duneray” や “Domelash” からは彼のルーツともいうべきジャングルへの愛を再確認することができる。振りかえれば一昨年の来日公演時、彼はデジタルなサウンドでさえもベースを用いて鳴り響かせていたのだった。あの日の曲目は未発表のものが多かったけど、ひょっとするとそのとき披露されていたのが本作のプロトタイプだったのかもしれない。
 全体的にアグレッシヴであるからこそ、逆に、もっとも耳に残るのは冒頭・中盤・最後に配置されたギターの独奏だったりもする。こちらは技巧の披露というよりも聴き手の感情に揺さぶりをかける、穏やかでセンティメンタルなタイプの演奏だ。この手の曲が収録されるのはたぶん、ベース1本でステージに立つ様をとらえたライヴ盤『Solo Electric Bass 1』(2009)以来、オリジナル・アルバムとしては『Just A Souvenir』(2008)以来ではなかろうか。戦闘的な曲と心休まる曲とのこうした同居は、まもなく20周年を迎える00年代スクエアプッシャーの代表作『Ultravisitor』(2004)を想起させもする。

 しかしまあなんでこれほど荒々しいのだろう? おなじく凶暴だった『Damogen Furies』には、当時の世界情勢にたいする怒りがこめられていた。では新作『Dostrotime』はなににたいして腹を立てているのか。
 ここ10年ほどに限ってみても、スクエアプッシャーはアイディアやコンセプトの面においてさまざまな試行錯誤を繰り返してきた。架空のバンド(2010/2017)、ロボットによる演奏(2014)、ソフトウェアの開発(2015)、ブレグジットにたいして世界各地のアーティストたちとの連帯を試みる「国境なきMIDI」(2016)、睡眠導入ヴィデオのサウンドトラック(2018)、クラシック音楽家への楽曲提供(2019)、レイヴ・カルチャーがふたたび注目を集めるようになった時代に実体験者として当時の気持ちを振りかえること(2020)、あるいはファースト・アルバムのリイシュー(2021)。
 新作のもうひとつのポイントは、リリース形態がCD、LP、ダウンロード販売のみである点だ。今回ジェンキンソンはみずからアートワークやTシャツのデザインまで手がけている。だからストリーミング・サーヴィスの排除をメッセージとして受け止め、深読みすることも可能だ。たとえばワン・タップ/ワン・クリックで音楽を流しっぱなしにすること。アルゴリズム(それは大企業の利益最大化に貢献する)による誘導に身をゆだねること。どの曲をいつどのタイミングで再生しどこで止めたか、監視されること。『Dostrotime』がもつ破壊的パワーはそうした聴き方にたいする考察をリスナーに促しているともいえるのかもしれない。
 かつて「テクノロジーに使われてしまう」ことを懸念していたジェンキンソンだ。このアルバムで彼は、音楽を聴くことが能動的な行為でもあることを思い出させようとしているのではないか。スクエアプッシャーのサウンドや演奏力が幾人かの後進たちのインスピレイション源となったように、『Dostrotime』の問題提起もまた、よりよい未来をのぞむ新たな世代への遺産となっていくにちがいない。

スクエアプッシャー自身による『Dostrotime』各曲解説 >>

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スクエアプッシャー自身による『Dostrotime』各曲解説

 トム・ジェンキンソンみずからによる『Dostrotime』の解説が到着しました。アルバム収録の12曲すべてについて本人が説明してくれています。以下、特別に日本語訳を掲載。読みながら聴いて理解を深めましょう。[編集部・3月8日追記]

1) Arkteon 1
この曲はロングスケールのエレクトリック・ギターを使って演奏した。僕は、より明瞭で伸びのある音が出る、レギュラー・タイプのエレクトリック・ギターの方が好きなんだ。サウンドは、ピエゾ・ピックアップ(※1)とマグネティック・ピックアップをミックスしたもので、Eventide H8000(※2)を使ってカスタム・プロセス録音したんだけど、今回はイコライザーとリヴァーブを少し加えた。

(※1)「ピエゾ・ピックアップとは、圧電素子を使ったピックアップのこと。エレクトリックアコースティックギターに多く使われている」(出典:https://www.digimart.net/spcl/agwords/piezo_pickup.html
(※2)Eventide H8000:「長年の実績からなるベストアルゴリズムを、高いオーディオパフォーマンスで提供するEventideのフラッグシップモデル」(出典:https://shop.miyaji.co.jp/SHOP/ka-r-072716-wa03.html

2) Enbounce
このトラックは、ヤマハCS-80やローランドV-シンセXT、ローランドTB-303のベースライン、そしてローランドTR-909とTR-707のパーカッションなど、さまざまなハードウェアのライヴ・ミックスダウンからはじまった。ギターはディストーションを与えるため、“Arkteon 1” と同じセットアップを使ってオーヴァーダブされ、一方で弦の曲がったところにリング・モジュレーション(※3)を加えるカスタム・モノシンセを作動させた。このマテリアル(素材)は、元々BBC『Daydreams』(※4)のサウンドトラックのために作られたものから引用された。

(※3)「主にシンセサイザーやエフェクターにおいて、金属的な非整数次倍音を含むサウンドを生み出すセクション(または機器)のこと」「2種類(以上)の入力に対しそれぞれの周波数の和と差を生み出すことで、ベルなどの金属的な非整数次倍音を含むサウンドを生み出すことができる」(出典:https://info.shimamura.co.jp/digital/support/2019/04/130104
(※4)BBC、子ども向け番組『CBeebies』のコーナー。

3) Wendorlan
“Wendorlan” は、2014年に『Damogen Furies』を制作するために使用したシステム4(と僕が呼んでいる)(※5)を進化させた、デジタル・システムで制作された。「Wendorlan 10月16日、日曜日」のヴォーカルは、1993年に放送されたロンドン・アストリアでのレイヴのための海賊ラジオ広告からとったもの。映像の終わりには、「“タリスマン・レッドはそれが未来への突破口だと思ったと言った” と沈むイカダの上でデヴィッド・ボウイが歌った」というテキストが流れる。これは、このビデオが完成する少し前に見た夢の中の出来事を描写している。

(※5)システム4:編集を一切おこなわずにリアルタイムでオーディオを生成すること、オーディオのマルチトラッキングも、ステムも、編集も、素材の手直しもない独自のソフトウェア・パッチのこと。

4) Duneray
この曲は『Be Up a Hello』の制作中に作ったカスタム・ゲート・リヴァーブを使っている。これは言うまでもなく、“Vortrack (Fracture Remix)” で聴くことができるんだけど、この曲はそのすぐ後にローランドTB-303(ここでは音色の多様性とポリフォニー(※6)のためにRoland SH-101と組み合わせている)を使って録音した。パーカッションが止まると、コンプレッション・スウェル(※7)がシンセ音の減少とともにバックグラウンド・ノイズを浮かび上がらせ、音源のハードウェアな側面が最後にはっきりと聴こえる。

(※6)「ポリフォニーは、複数の独立した声部(パート)からなる[……]多声音楽を意味する」(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ポリフォニー
(※7)「真空管(特に整流管と出力段にあるもの)が高い出力レベルで動作中に大きな負荷がかかった際に、回復しフルパワーに戻るのにかかる時間を指」す(出典:https://line6.jp/model-citizens/dave-hunter-whats-behind-the-sag-bias-and-bias-x-controls-in-helix-amps/)。

5) Kronmec
このトラックではメロトロンのサンプルが使われ、交互コードは微分(微調)音程(※8)でピッチアップ(調整)されている。モノシンセのベース・サウンドは、TB-303のコピーをプログラムするために僕がパートタイムで続けている取り組みの最近のイテレーション(反復)(※9)で、明らかに柔軟性を高めている。これを試したことのある人なら誰でも、矩形波に近似させるのが難しいことに同意すると思うが、パルス(波の)幅でピッチに相関したヴァリエーションを使うのは有効だ。これは、オリジナルの機械では不可能だが、ここではパルス幅が0%に向かってプッシュされているのを聴くことができる。

(※8)microtonal interval:微分音(びぶんおん)とは、音楽において半音より小さな音程を用いることで、「微小音程」とも呼ばれる。また、西洋の慣習的な調律である、1オクターブあたり12等分された音程以外の音程を使う音楽も含まれる。言い換えれば、マイクロトーンは、平均律で調律されたピアノの「鍵盤の間」にある音と考えることができる。
(※9)イテレーション:「プログラミングで終了条件に達するまで一定の処理を繰り返すこと」(出典:http://pubspace-x.net/pubspace/archives/9447)。「一連の工程を短い期間で何度も繰り返す、開発サイクルの単位」(出典:https://lychee-redmine.jp/blogs/project/tips-iteration/#:~:text=イテレーションは、「一連の工程,がしやすくなります。)。

6) Arkteon 2
この曲は “Arkteon 1” と同じセットアップを使用しているが、ギターは違う方法でチューニングされている。規則的なE-A-D-G-B-E(標準的なチューニング)を基本としており、トップのEは規則的なピッチ(音の高低)でチューニングされているが、そこから下に続く弦は微分音程(前述)を増やしてチューニングされている。特定の陽性波のところで強制的に静止させるため、トレモロ・ブリッジにGクランプを付けることにより実現した。演奏には不便だが、効果はあった。

7) Holorform
このセット(アルバム)で最も古いトラックで、オリジナル・ヴァージョンは2018年に録音され、その後昨年リミックスされた。例えば『Just a Souvenir』収録の “The Coathanger” と同じアプローチでまとめられている。基本的な手法は、インストゥルメンタルの演奏(この場合はギター・ソロ)を取り込み、段階的に処理を加え、調子を合わせて進行させることで、ライヴではありえないほど複雑かつ正確にエフェクトをコントロールするというものだ。このアプローチを推し進める確固たる意志は、僕がどのようにある種の未来的なSF音楽性(どのように音楽を作るか)を思い描いているかである。

8) Akkranen
この曲の出発点は、〈No U-Turn〉レーベルの『Torque』に収録されている “Droid” でデチューン(離調)(※10)された形で使われている有名なレイヴスタブ(※11)だが、エド・ラッシュやその類のミュージシャンが作るミニマル・アプローチを踏襲することはできなかった。他のハードウェア・ベースの作品と同様、2トラックに直接録音したので、リアルタイムの調整を一発でうまくまとめる必要があった。“Duneray” と同じゲート・リヴァーブ(前述)とTB-303の組み合わせを使っていて、特に、適切な瞬間にリヴァーブが際立つようにフィルターを正しく微調整することが不可欠だった。

(※10)デチューン:「電子音楽で、音高を微妙にずらした音を重ねて響きにふくらみを持たせること」(出典:https://eow.alc.co.jp/search?q=デチューン
(※11)「単一のスタッカート音符やコードで形成された、音楽に強いエッセンスを加えるサウンド。特にレイヴスタブとは、KORG M1のピアノ音源など著名なシンセサイザーの音色をサンプリングした、レイヴ・ミュージックに特有のもの」(出典:https://raytrek.net/dtm/voices/10min_dtm/03/

9) Stromcor
この曲はライヴで演奏するのがとても楽しくて、ベース・シュレッドが恥ずかしげもなく多少施されているが、スタジオ・レコーディングにはライヴ演奏とは異なる部分がある。“Arkteon 1” のギターに使用されたのと同じH8000のセットアップで処理され、独自に修正したMusic Manの 6弦ベースを使って録音されたのだけど、今回はH9ペダルによるリング・モジュレーション(前述)とワウペダルがフィーチャーされている。イントロではTR-909が外付け振幅エンベロープを通して処理されているのが聴こえる。

10) Domelash
“Akkranen” と同様、〈No U-Turn〉のパラノイド・ミニマリズムのヒント(影響)がこの曲をスタートさせるが、最終的にはマキシマリズムに辿り着く。“Wendorlan” と “Stromcor” にも使われている、僕が数年かけて少しずつ作り上げたカスタム・シーケンサーを使用している。とりわけこのシーケンサーは、メイン・テンポからシーケンスを切り離すことができ、その間もその切り離しをコントロールすることができるのだが、それは、冒頭部分のブレイク・プログラミングではっきりと聴くことができる。さらにカスタムのゲート・リヴァーブも全体を通して使われている。

11) Heliobat
“Arkteon 1” のロングスケール・ギターもフィーチャーされているこの曲のために、さまざまなハードウェアが少しずつ慎重にチューニングされ、プログラムされた。メロディの一部にSH-101が聴こえ、ヤマハFS1Rがポリフォニックのかなりの部分を生み出している。イントロ部分では、メジャーサード(長3度)が(イコール・テンペラメント(等分調律 、平均律)ではなく)対応するルート音(根音:コードの土台となる音)の整数比になるようなピッチ・イントネーション(※12)の形式が使われている。

(※12)ピッチ・イントネーション:「基準の音の音程の高低のことを「ピッチ」というのに対して、それぞれの音の音程の高低のことは「イントネーション」とい」う(出典:https://suiso-gaku.com/ピッチとイントネーションの違い/)。音楽におけるイントネーションとは、ミュージシャンや楽器の音程の正確さのことである。

12) Arkteon 3
この曲は、チューニングも含めて “Arkteon 2” と同じセットアップを使っている。当初はギター演奏の伴奏用に他の楽器を使うつもりだったが、最終的にはソロ曲としての方が理にかなっていると思った。“Arkteon 4” という曲もあるのだけれど、どういうわけかこのアルバムには合わなかった。何時間もかけてシグナル(信号)ルーティングやケーブルの配置、演奏ポジションなど、邪魔になるような原因を排除したにもかかわらず、ポーズ(休止)では50hzメイン(主電源)のハム(ズーという音)が聞こえる。他の “Arkteon” 曲とともに、この曲はライヴで忙しかった夏の後、22年秋に録音された。

翻訳:近藤麻美

 GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーが初めて監督をつとめた映画『i ai(アイアイ)』。現代の若者へ向けた力強いメッセージが込められた同作が、3月8日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国各劇場にて順次公開される。
 これを記念し、オリジナル・グッズの発売も決定。パンフレット、Tシャツ、ステッカー、パーカー、ライターなど豊富なラインナップで、各劇場ではもちろん、レーベル〈十三月〉のオンライン・ストア(https://jsgm-online.stores.jp/)でも販売される(一部の商品・劇場を除く)。なおオンライン・ストアでは、本日2月29日(木)18時より先行予約受付が開始される。
 また同時に、登場人物たちにフォーカスしたショート動画も公開されている。第1弾は、主人公に大きな影響を与える人物の恋人。以降、他のキャラクターの動画も順次公開されるそうだ。詳細は下記よりご確認を。

予告編

マヒトゥ・ザ・ピーポー初監督作
新星・富田健太郎と、森山未來、さとうほなみ、永山瑛太、小泉今日子ら
実力派俳優陣が集結した新たな青春映画の誕生!

GEZANのフロントマンで、音楽以外でも小説執筆や映画出演、フリーフェスや反戦デモの主催など多岐にわたる活動で、唯一無二の世界を作り上げるマヒトゥ・ザ・ピーポーが初監督を務め、第35回東京国際映画祭<アジアの未来部門>に正式出品され話題を呼んだ映画『i ai』。マヒト監督の実体験をもとに、主人公のバンドマン・コウと、コウが憧れるヒー兄、そして仲間たちが音楽と共に過ごした日々が綴られていく青春映画が誕生した。

主人公コウ役には、応募数3,500人の大規模オーディションから抜擢された新星・富田健太郎。そして主人公の人生に影響を与え、カリスマ的な存在感を放つヒー兄役には、映画だけでなく舞台やダンサーとしても活躍する森山未來。さらに、コウとヒー兄を取り巻く個性豊かな登場人物たちに、さとうほなみ、堀家一希、永山瑛太、小泉今日子、吹越満ら多彩な実力派が顔をそろえた。
マヒト監督の紡ぐ“詩”と、キーカラーでもある“赤”が象徴的に使われる、寺山修司を彷彿させる独特の映像美が融合した本作。この純文学的な味わいの作品を撮影カメラマンとして支えたのは、木村伊兵衛写真賞受賞の写真家・佐内正史。そして、美術に佐々木尚、衣装に宮本まさ江、劇中画に新井英樹など、監督の思いに共鳴したカルチャー界の重鎮たちが集結。また、ヒー兄がフロントマンを務める劇中バンドのライブシーンで、実際の演奏を担うのは、監督をはじめとするGEZANのメンバーたち。ライブハウスの混沌と狂乱が臨場感たっぷりに描かれる。

映画オリジナルグッズ発売決定!!
さらにキャラクター別ショート動画公開!第1弾はさとうほなみ演じる「るり姉編」

この度、映画の公開を記念したオリジナルグッズの発売が決定!全72ページの豪華パンフレットには、キャストのロングインタビューほか、撮影の日々を綴ったプロダクションノート、燃え殻や寺尾紗穂が寄稿したコラムを収録。写真家の水谷太郎と山本光恵によるスチル写真も多数収められている。さらに、主人公コウが組んでいるバンド“THIS POP SHIT”のバンドTシャツや、本作では撮影カメラマンとして参加している写真家の佐内正史のスチルがデザインされているパーカー、鈴木ヒラクが手がけた映画ロゴが配置されたステッカー3種ほか、劇中でもキーカラーとなる“赤”を基調としたグッズが揃う。公開初日3月8日(金)より各上映劇場および、レーベル・十三月のオンラインストア(https://jsgm-online.stores.jp/)にて販売開始予定。
また、公開まで1週間となり、キャラクター別ショート動画が解禁となった。第1弾として公開されたのは、さとうほなみ演じるヒー兄の恋人るり姉の横顔が画面に大きく映し出される「るり姉編」。どこか憂いを含みながらも、真っ直ぐに一点を見つめる姿からは、るり姉の芯の強さを感じさせる動画となっている。今後、映画公式のXとInstagramにて、永山瑛太が演じる久我ほか、登場キャラクター別のショート動画が順次解禁予定。ぜひチェックしてほしい。

▼映画『i ai』オリジナルグッズ 販売概要
3月8日(金)より、各上映劇場および「十三月オンラインストア」から販売開始。(一部商品・劇場を除く)
オンラインストアでは、映画の公開に先駆けて2月29日(木)18時より先行予約受付を開始。
「十三月オンラインストア」URL: https://jsgm-online.stores.jp/

▼映画『i ai』オリジナルグッズ アイテム一覧

■パンフレット 1,500円(税込)
【収録内容】全72ページ
マヒトゥ・ザ・ピーポー(監督・脚本)インタビュー/富田健太郎&森山未來インタビュー/燃え殻、寺尾紗穂によるコラム/森直人によるレビュー/プロダクションノート/監督が明かす映画『i ai』のQ&A/写真家・水谷太郎と山本光恵によるスチールなど

■Tシャツ「umbrella Long-T」【サイズ:M/L/XL】5,500円(税込)
Logo:鈴木ヒラク/Photography:吉本真大/Design:石原ロスカル

■Tシャツ「THIS POP SHIT T」【サイズ:M/L/XL】4,500円(税込)
Logo:STANG/Design:石原ロスカル

■ステッカー【全3種】各種400円(税込)
Type-A | Logo:鈴木ヒラク/Design:石原ロスカル
Type-B | Photography:水谷太郎
Type-C | Logo:鈴木ヒラク/Photography:山本光恵/Design:石原ロスカル

■「あいあい」ライター【カラー:red/white】各種300円(税込)
Logo:STANG

■パーカー「i ai Logo Hoodie」【全3種/受注生産・オンライン限定】各種12,000円(税込)
Type-A | Color:red/Photography:佐内正史
Type-B | Color:black/Logo:鈴木ヒラク
Type-C | Color:white/Logo:STANG

■GEZAN『i ai ORIGINAL SOUNDTRACK』 3,000円
アーティスト : GEZAN
タイトル : i ai ORIGINAL SOUNDTRACK
レーベル : 十三月
発売日 : 2024年3月8日(金)
CAT NO : JSGM-61
フォーマット : CD/DIGITAL
URL:https://gezan.lnk.to/iai_soundtrack

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【STORY】
兵庫の明石。期待も未来もなく、単調な日々を過ごしていた若者・コウ(富田健太郎)の前に、地元で有名なバンドマン・ヒー兄(森山未來)が現れる。強引なヒー兄のペースに巻き込まれ、ヒー兄の弟・キラ(堀家一希)とバンドを組むことになったコウは、初めてできた仲間、バンドという居場所で人生の輝きを取り戻していった。ヤクザに目をつけられても怯まず、メジャーデビュー目前、彼女のるり姉(さとうほなみ)とも幸せそうだったヒー兄。その矢先、コウにとって憧れで圧倒的存在だったヒー兄との突然の別れが訪れる。それから数年後、バンドも放棄してサラリーマンになっていたコウの前に、ヒー兄の幻影が現れて……。

【CREDIT】
富田健太郎
さとうほなみ 堀家一希
イワナミユウキ KIEN K-BOMB コムアイ 知久寿焼 大宮イチ
吹越 満 /永山瑛太 / 小泉今日子
森山未來

監督・脚本・音楽:マヒトゥ・ザ・ピーポー
撮影:佐内正史  劇中画:新井英樹
主題歌:GEZAN with Million Wish Collective「Third Summer of Love」(十三月)
プロデューサー:平体雄二 宮田幸太郎 瀬島 翔
美術:佐々木尚  照明:高坂俊秀  録音:島津未来介
編集:栗谷川純  音響効果:柴崎憲治  VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
衣装:宮本まさ江  衣装:(森山未來)伊賀大介  ヘアメイク:濱野由梨乃
助監督:寺田明人  製作担当:谷村 龍  スケーター監修:上野伸平  宣伝:平井万里子
製作プロダクション:スタジオブルー  配給:パルコ
©STUDIO BLUE(2022年/日本/118分/カラー/DCP/5.1ch)

公式サイト
公式X
公式Instagram

3月8日(金)渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開

El Cuarteto Del Chivo Borraro - ele-king

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