フランス人DJ/プロデューサーのブラウザ、そして東京在住のアリックスクンのふたりは、ここ数年、主に90年代の(そして主にNYガラージに影響を受けた)ジャパニーズ・ハウスを掘り続けている。その成果が来るべき11月、いよいよ1枚のコンピレーション・アルバムとなってお目見えする。
以下が公表されているトラックリスト。
A1 T.P.O. - Punk Inc. (Hiroshi's Dub)
A2 Katsuya - I Need Luv
B1 The Ecstasy Boys Ft. Shiro Amamiya - Chi Chi Chi Gan Kanon
B2 Jazzadelic - I Got A Rhythm (1991 original mix)
C1 Akiko Kanazawa - Sawauchi Jinku (Terada mix)
C2 Yutsuko Chusonji - Blessing (Magic Ware Remix)
C3 YPF - Trance of Love (Tokyo Offshore Mix)
D1 Yukihiro Fukutomi - It’s Gonna Be Alright
D2 Hiroshi Matsui - Crazy Miracle Dub
E1 Takeharu Kunimoto - Home (6 a.m. mix)
E2 Violets - Sunset
E3 GWM - Deep Loop (edit)
F1 Fake - Square
F2 Hiraku Nagasawa - Matrix Track
F3 Dan K - Turquoise Love
そして以下は、コンパイラーのひとりであるアリックスクンからのメッセージ。
本コンピレーションは、ジャパニーズ・ハウスの歴史、そして世界中での普及を考えて日本のアンダーグラウンドハウスプロデューサーの作品を紹介する観点からすると初めてのものです。クラシックな曲から、とんでもなくレアな曲まで、Brawther&Alixkunが本コンピレーションの曲を選び、そのジャパニーズハウスサウンドの基礎であるディープなグルーヴや素直なメロディをしっかりと取り入れました。
レジェンドに近い存在の寺田創一、福富幸弘、The Ecstasy Boysと共に、忘れられたハウス・ヒーローであるTakecha, Magic Ware、ひだのかつみなどが揃っています。
そして本コンピレーションでは、ハウスミュージック好きな人をはじめ、もっと幅広く日本の音楽シーンに興味を持っている人のことまで考えています。
初期ジャパニーズ・ハウス・シーンへの入門編として、本コンピレーションはジャパニーズ・ハウス・シーンの誕生についてさまざまな謎を解き、新しい観点からジャパニーズ・ハウスの歴史を音楽で語っています。