「Nothing」と一致するもの

Róisín Murphy - ele-king

 数ヶ月前、ライヴ会場でたまたまGEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーと会って、久しぶりに話すことができた。ぼくは彼の服装/ファッション・センスが好きで、いつも興味深く思っている。まずはそのことを彼に伝えたと思うけれど、これにはそれなりにちゃんとした理屈がある。
 この社会において「格好いい」とされるもの、「美しい」とされるものには、ふたつある。権力(ないしは企業)の側が提供するそれか、そうしたエスタブリッシュメントの外側で生まれたそれかのふたつだ。ビートルズも、ヒッピーも、グラムも、パンクも、あるいはジャズもラテンもファンクも、それらの音楽に付随したファッションは外側で生まれている。そしてそれら外側で生まれたセンスを「格好いい」「美しい」と認めたのは、権力(ないしは企業)の側ではなく、同じようにエスタブリッシュメントの外側にいる人たち(すなわち庶民)である。ヒップホップも最初はそうだったが、いまやスターたちはエスタブリッシュメントの側が提供するものを好んでいるように見えるときがある。インディと呼ばれる文化のライヴに行っても、同じような傾向を感じる。それに対して、マヒトゥは外側の価値のなかで動き、かなり目立っている。スーザン・ソンタグが『反解釈』で説いている批評的なスタイル論がそこには生きているのだ。ロイシン・マーフィーの目立つためのハイファッション志向も、目指すべきはおそらく外側なのだろう。その証拠になるのかどうかわからないが、いわゆる“インディ・ダンス”ないしは“クラブ・ポップ”などと括られるスタイルのなかで、彼女の新作のクオリティは抜きんでている。

 だいたいマーフィーは、日本ではずっと長いあいだあまりよく知られていない存在だった。彼女が最初にモロコで登場した1990年代のなかばといえば、“インディ・ダンス”ないしは“クラブ・ポップ”なる道を切り拓いたビョークがその完成形『ポスト』を出した頃で、すでにマッシヴ・アタックの『プロテクション』もあったし、アンダーグラウンドではセイバース・オブ・パラダイスにナトメアズ・オン・ワックス、オーストリアからはクルーダー&ドーフマイスターも登場し……等々、日本で輸入盤を漁っているリスナーからしたらモロコに付き合っているどころの状況ではなかったのだ。
 日本でマーフィーが最初に注目されたのは、マシュー・ハーバートが全面協力した彼女のソロ・アルバム『Ruby Blue』(2005)だった。これは、ハーバートがもっとも人気のあった時期における、彼のヒット作のひとつ、スウィング・ジャズをIDMに融和させた『Goodbye Swingtime』(2003)から2年後の作品で、しかも彼のジャズ・バンドのメンバーがごっそりマーフィーにとって初めてのソロ・アルバムをバックアップしたことが、日本での彼女への注目を促したのだった。じっさい、『Ruby Blue』はいま聴いても古びない名盤であるのだが、では、マーフィーなる人物がどんな女性なのかというところまではよくわかっていなかった。ただ、先日の河村祐介のインタヴュー記事を読んでも明らかなように、彼女がダンス・ミュージックの目利きであることたしかで、今回のアルバムのパートナーがDJコッツェなのも間違っていない選択だ。
 『Ruby Blue』と同じ年にリリースされたDJコッツェのアルバム『Kosi Comes Around』は忘れがたい1枚で、テクノ・ファンであるならその年の年間ベスト級の作品だった。エレクトロニカ/IDMとフロア向けのテクノとに枝分かれしたテクノ・リスナーの耳をもういちど共有させたという点において、同作は重要作だったのだが(つまり、楽しく踊れて、実験的でもあった)、彼の卓越したセンスは、今回のマーフィーの『Hit Parade』でも惜しみなく注がれている。

 何度でも言うが、“インディ・ダンス”ないしは“クラブ・ポップ”なるものはイギリスのお家芸である。古くはニュー・オーダー。ひとつの型を作ったのは初期のビョーク。その轍に、ホット・チップとか、最近ではジェシー・ランザケレラ、そしてロミーもいる。明るいとは言いがたいイギリス人気質のなかからダンス・ミュージックをベースとしたポップ・ミュージックがどうしてこうもう伝統的に生産されるのか、興味深くもある。というのも、UKのダンス・カルチャー自体が外側で生まれている文化であるからだ(ノーザン・ソウルしかり、レイヴ・カルチャーしかり)。

 マーフィーは本作のリリース直前に自身のフェイスブックで、Puberty blockersはクソで、製薬会社は笑いが止まらないだろう、まだ精神的に不安定な子どもたちは保護すべき、と書いた。Puberty blockersは、思春期における性ホルモンの分泌を抑えて、二次性徴の進行を抑える薬で、トランスを自覚している人の多くの若者が悩んだすえに自分の生物学的な性を抑えるために服用しているそうだ。私のことをトランス排外主義者と呼ばないで、とも書いてはいるものの、彼女のこの投稿は、瞬く間にLGBTQ+界隈に広まって、スキャンダルとなり、大いに批判されている。日本でいえば、yahooニュースのトップという感じだろうか(のちにマーフィーは謝罪をしている)。しかし、こうした失態があったにも関わらず、彼女のこのアルバムはキャンセルされることもなく、英語圏内のほとんどのメディアで、発言はまずかったがこの作品は良いと、好意的に取り上げられている。今年で50歳になったマーフィーは、愛されているのだ。

 テクノ・ファンであるなら、DJコッツェが全面プロデュースしていることから、だいたいどんなサウンドか想像できるだろう。コッツェの特徴は遊び心ある実験性とユーモアで、『Hit Parade』のアートワークもその趣向と相互関係にある。で、たしかにこれは面白い、河村が書いているように多彩なスタイルが楽しめる“インディ・ダンス”ないしは“クラブ・ポップ”なるアルバムなのだ。そう、とくに“CooCool(最高に格好いい)”はサウンドも歌詞も素晴らしい曲である。

  魔法が帰ってきた
  温かい感じが溢れ出す
  愛の新時代、白熱の喜び
  理由も充分、理性を無視してやっちゃえ
  愚かな季節になって
  それは最高に格好いい
  
  私たちは暴動をやった
  自分のなかの子供を抱きしめて
  ワイルドでいこう
  それは最高に格好いい

  どんなパロディも人生の原動力だった
  ライフワークの背後でファンク化する
  自分のなかの子供を受け入れよう
  ワイルドになれ

  遊び心さえあれば
  私は、言いなり以上のことをやる
  それは最高に格好いい
“CooCool”

ROY AYERS UBIQUITY - ele-king

ファンカデリック - ele-king

DONNY HATHAWAY - ele-king

清水靖晃 - ele-king

ダグ・カーン - ele-king

石川晶 - ele-king

理想郷 - ele-king

 年の初めにちょっと入院していて本でも読むかと村田沙耶香を手に取った。イギリスではけっこう人気があるらしく、日本の小説はもう何年も読んでなかったと思って。『地球星人』というタイトルは野田彩子のマンガみたいと思いつつ読み始めると、限界集落にペドフィリアなど、それはいま受けて当たり前でしょうという題材が次々に出てくる。最後まで読んだけど、あまりのマーケティング臭さに力が抜けてイギリス人もあてにならないと思ってベッドに顔を押しつけた(わき腹にドレーンが入っているのでこのポーズしかできない)。若い者についていけない時はノスタルジジイになろうと、次は大江健三郎を探したものの、『同時代ゲーム』が見つからず、40年前に一度読んだきりだった村上春樹『羊をめぐる冒険』に手が伸びた。思惑通り80年代に感じていたことをいろいろと思い出しながら読んでいると、あれ、これは『地獄の黙示録」じゃないか、少なくとも北海道の奥地へ、奥地へと分け入っていく過程は『地獄の黙示録」をイメージしていることに気がついた。目的地に辿り着くとご丁寧にも机の上に『地獄の黙示録」の原作と言われたコンラッド『闇の奥』が置いてある。西欧の植民地主義を北海道の開拓事業と重ね合わせ、カーツ大佐と児玉誉士夫を二重写しにしたということか。『羊をめぐる冒険』が刊行された頃、児玉誉士夫はCIAの工作員だったことを認め、ロッキード事件の判決が出た次の年に亡くなっている。『羊をめぐる冒険』でも右翼の大物とされている児玉誉士夫は戦争中に中国から金塊を強奪してきてそれを自民党の結党資金にあてたことは有名な話で(ロッキード事件が原因で児玉誉士夫が抜けた勝共連合は資金不足に陥り、その母体である統一教会が霊感商法を始めざるを得なくなった経緯はこのところ詳しく掘り返されている通り)、その児玉誉士夫に取り付いていた「羊」を探し出して自分もろとも殺すことで当時の左翼にできなかったことを成し遂げた気にさせる小説なのだから、ファンタジーとはいえけっこう生々しく時代背景を感じさせる作品なんだなと。40年前とあまりに読後感が違うので疲れて再びベッドに顔を押しつけた(わき腹にドレーンが入っているのでこのポーズしかできない)。

 第37回ゴヤ賞を受賞したというだけでロドリゴ・ソロゴイェン監督『理想郷』を観に行き、そして、またしても『地獄の黙示録』に出食わすこととなった。ドゥニ・メノーシュ演じる主人公のアントワーヌが中盤で、いつもは妻と水浴びに来る川から顔の上半分を水面から出して無表情になる場面。自分はなぜこんなところまで来てしまったのかと、アントワーヌはウィラード大尉と同じ目つきをする。コンラッドが批判的に扱った植民地主義は欧米の人間がアジアやアフリカの奥深くまで入り込んでいることに焦点を当てている。『理想郷』でターゲットにされているのはアジアやアフリカではなく、同じスペインの過疎地である。いわばヨーロッパの内部にかつてのアジアやアフリカと同じ未開拓のフロンティアがあり、ある種の人たちにとっては奥深くに入り込む価値があるということ。このことが『理想郷』という作品には背景として横たわっている。ある種の人たちとは植民地主義を突き動かしていたものと同じ。つまり、資本主義である。『理想郷』がアクチュアルな作品だと思えたのは、その資本主義が一枚岩ではなかったことを明確にしたことだった。この話は実際にオランダからスペインに移ってきた夫婦に起きた悲劇が何年にもわたってスペインのマス・メディアで報道される事態となり、その事件をもとにしたフィクションだという。

 オープニングは暴れ馬を押さえつけようとする3人の男たち。これがスローモーションで延々と映し出される。不思議な導入だけれど、このシーンが何を表しているかは後半に入ってからかなり重要な意味を持ってくる。続いてパブでゲームに興じる男たち。リーダー格のように振舞っているシャン(ルイス・サエラ)が「ガリシア州では……」と話し始める。ガリシアは独裁政権で知られるフランコ(やカストロの親)の出身地で、世界で最も家父長制が強い地域だとする説もある。過疎地というのは大体、家父長制が強い地域である。日本でも東京が最も出生率が低いとされているけれど、それは地方から未婚の女性が集まってくるのだから当然で、少子化が本当に深刻なのはそうした若い女性に出て行かれた地方であり(女性のUターンはほぼないという)、『理想郷』の舞台となった村でも若い女性はまったくといっていいほど出てこなかった。作品の後半でクローズ・アップされるシャンたちの母親は明らかに家父長制を支える女として描かれ、ガリシアを舞台としながら、この作品は世界中に根強く残る家父長制に対して資本主義が2つの異なるアプローチを試している場面として見ることができる。それは家父長制の延命か方向転換を迫るもので、日本にも応用が効くケース・スタディでもあった。ゲームに参加していなかったアントワーヌがパブから出て行こうとすると、「おい、フランス野郎!」と呼び止められる。アントワーヌは妻のオルガ(マリナ・フォイス)と共にフランスから移住してきた「よそ者」で、2人は日々、科学的農業を営み、収穫した野菜を市場で売って生計を立てている。アントワーヌがパブから家に戻ると家の内部はとても洗練されていて、2人がインテリだということはすぐに見て取れる。アントワーヌとオルガはその土地にはなかった新しい農業を持ち込んできた改革者であり、さらには古民家を改造して観光事業でも村に貢献しようと考えている。彼らがこの村に移ってきたのは「美しい」場所だからであり、それを守るために、風力発電の建設には反対の立場をとっている。電力会社はちなみにノルウェーの会社でグローバル企業という設定。

 シャンの弟、ロレンソ(ディエゴ・アニード)がまずは露骨にアントワーヌに絡んでくる。シャンとロレンソは村に風力発電を誘致し、保証金をせしめるつもりだったのに、アントワーヌとオルガに反対されたことで恨みを持っていた。シャンとロレンスは嫌がらせをやめず、日々エスカレートしていく。そして、ついに警察沙汰になるも地元の警察はそれほど頼りにならないことがわかるとアントワーヌは小型カメラを持ち歩くようになる。シャンとロレンソはすぐにも盗み撮りに気がつき、対立感情は以前よりも激しさを増す。日本でも奨励されているわりに地方への移住が必ずしもスムーズではなく、地元住民が移住者を受け入れないという話はユーチューブの人気番組になるほどで、物語の前半はそのような地方の閉鎖性がこれでもかと印象づけられる。シャンとロレンスがアントワーヌとオルガに対して行う嫌がらせは人種差別的であるだけでなく、アントワーヌとオルガがいわゆるリベラルな価値観を軸とした男女関係にあり、観光事業で村を再生させようとする経済的な感覚の点でもズレは広がっていく。アントワーヌとオルガがやろうとしていることはやがて村の秩序を破壊し、序列を組み替えてしまうという危機意識とも結びついているのだろう、(以下、ネタバレ)アントワーヌが犬を連れて森の中を散歩しているとロレンスとシャンはゆっくりととアントワーヌに近づき、冒頭で暴れ馬を押さえつけていたようにアントワーヌを組み伏せる。そして、アントワーヌを殺してしまう。

 1年後。1人残されたオルガの元にフランスから娘のマリー(マリー・コロン)がやってくる。娘は母を説得して一緒にフランスで暮らそうと提案し、2人は口論になる。マリーはシングル・マザーで、オルガは彼女の人生に口を出したことはない、自由にさせてきた、その結果がシングル・マザーだったと諭し、自分が村に残ることはアントワーヌへの愛情の証だと正当化する。その時はマリーの方が正常に思えるので、どうしてオルガがそんなにも頑ななのかと戸惑っていると、次の場面でアントワーヌの死体は発見されていないことがわかり、森の中を捜索し続けるオルガの執着や土地を離れることに違和感があることは多少なりとも理解できる流れになっていた。とはいえ、オルガの生き方はアントワーヌの夢を自分の夢として受け継いでいるだけで、必ずしもオルガ自身の人生を生きているとはいえないというマリーの批判はとても強く耳に残る。マリーが現れたことで、シャンとロレンソの母親、オルガ、マリーと3世代にわたる女性の価値観が並んだことになり、マリーからすれば男に支配された人生という意味ではシャンとロレンソの母親もオルガも同じだという視点が有効になってくる。男たちに好き勝手をさせるか、男と協力し合うか。科学的農業の実践や古民家の改修作業にオルガがどれぐらい主体性を持っていたのか。これは観る人それぞれによって印象は異なることだろう。マリーの批判が強く印象に残った僕はオルガの主体性に疑問が残った口だけれど、ストーリー的にはマリーが男に頼らない女だと強く自覚するのではなく、「自分はシングル・マザーでしかない」ことをマイナスと考え、オルガの方が正しかったという結論に落ち着く。そうなんだろうか。家父長制に組み敷かれた女でもなく、シングル・マザーでもなく、男と夢を共有し、村の再開発に意欲を燃やしてきたオルガが唯一の選択肢なのだろうか。このシークエンスはいまだもやもやしている。マリーがオルガに愛想をつかして村から出て行ったとしてもその後のストーリーに大きな変化があるわけでもない。マリーの存在を男に頼らない生き方として温存してもよかったと思うのは僕だけか。自分の信念をマリーに理解してもらえたオルガはやがて森の中でアントワーヌが残した小型カメラを発見する。そこにはシャンとロレンソがアントワーヌを殺した決定的瞬間が写っていると確信したオルガはシャンとロレンソの母親に「お前はひとりぼっちになる」と告げにいく。オルガにはシャンとロレンソではなく、その母親しか見えていない。女の生き方としてオルガはシャンとロレンソの母親が許せないのである。エンディングはシャンとロレンソの母親を見つけたオルガの不敵な笑い。多国籍企業と結びついて家父長制を温存させようとした男たちの母親にリベラルの視点で村を再編し、都会的な価値観によって経済的な再生を目論んだ女が勝利したという笑みである。この笑みに「美しさ」はなかった。ウィラード大尉がカーツ大佐を暗殺した時もこんな笑みは浮かべなかった。

 原題は「野獣」を意味する「AS BESTAS」で、これを『理想郷』という邦題にしたのはなかなかの慧眼だと思う。長野県の村を舞台に似たような図式で話を進めた瀬々敬久監督『天国』と発想は同じである。『理想郷』と『天国』の違いは殺人の実行者がヨーロッパは個人、日本は集団だということぐらい。同じ殺されるにしても助けようとしてくれる人がいるだけ『天国』よりも『理想郷』の方がましだったのかもしれない。

MARVA WHITNEY - ele-king

Mtume - ele-king

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