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EU離脱以後

EU離脱以後

Bill Drummond & The Romanian band of Birmingham Ode To Joy

the QuietusTVより

   Aug 18,2016 UP

 このハイパーな高度情報消費社会において、1カ月以上前の情報をお届けしましょう。日本ではまだあまり知られていないし、なによりも、英国のEU離脱がこの先英国の音楽にどのように反映されるのかは、ele-king読者も興味のあるところでしょう。しかも、EU離脱に対して(下手したら真っ先に)反応したのがビル・ドラモンドであったと知れば、老兵衰えず、いや、さすがドラモンドだと関心するに違いないのです。
 大雑把に言えば、話はこんな具合です。投票を終えたビル・ドラモンドは、その日、バーミンガムでロマの一団に出くわしました。彼らは当局によって、大道芸を妨げられていました。ドラモンドは悲しみ嘆き、怒り、そして、「新しくはじめるため」「自らのヨーロッパを取り戻すために」、スパゲティ交差点で彼らと会う約束をしました。そしてその演奏がこれです。(彼にとってベートーヴェンは、『時計仕掛けのオレンジ』にて、最初に聴いた電子音楽だった……、そうです)